(株)大林組は、(株)バイノス、兼松エンジニアリング(株)と共同で、8t車ベースの大型道路除染車両を用いた除染技術を開発したと発表した。これは、大型車両(ロードリフレッシャー)に新種微細藻類による水処理設備を搭載し、洗浄水の連続浄化・再利用を可能にすることで作業時間の大幅な短縮を実現したもの。ロードリフレッシャーは、高水圧で路面を洗浄すると同時に路面上の洗浄水を吸引する機構で汚染水を95%以上回収する。また、吸引回収された洗浄水は、車両に搭載されている新種微細藻類「バイノス」を用いた廃水処理設備で、除染作業と同時に浄化処理し、処理水を洗浄水として連続的に再利用できる。水替え処理作業によって除染作業を中断する必要がないため、作業時間が大幅に短縮した。さらに、除染面積は1時間当たり4,000~2万平方mで、小型車両の除染システム(除染面積約1,000平方m)と組み合わせることにより、除染する道路の諸条件に合わせてより効率的な除染を行うことができるという。
情報源 |
(株)大林組 プレスリリース
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機関 | (株)大林組 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
キーワード | 大林組 | 水処理 | 大型 | 道路 | 微細藻類 | 除染 | 車両 | バイノス | 兼松エンジニアリング |
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