日本電気(株)、非食用原料のセルロース系バイオプラスチックを低エネルギーで製造できる技術を開発

発表日:2014.05.08

日本電気(株)(NEC)は、非食用植物資源のセルロースを主成分に用いた高機能バイオプラスチックを、低エネルギーで製造できる技術を開発したと発表した。同社が2010年に開発したバイオプラスチックは、有機溶媒にセルロースを溶解させ、他の成分と反応させて樹脂化することにより製造されていたため、生成樹脂を分離するための大量の溶媒が必要となり、製造エネルギーが大きく、低コスト化しにくいという課題があった。今回新たに開発した製造技術は、原料のセルロースをゲル状に有機溶媒で膨らませた状態にした上で、変性カルダノールと酢酸を2段階で結合して樹脂を合成するもので、溶液からの沈殿分離などによって生成樹脂を容易に回収できる。また、ほぼ常圧・中温(100℃以下)での反応条件を達成するとともに、合成に必要な溶媒量の大幅な削減(従来の約90%減)を実現する。これらにより、従来に比べ、約1/10の製造エネルギー(CO2排出量)で製造が可能になることから、将来量産を行う際には、製造コストの大幅な削減が期待されるという。

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