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 トヨタ自動車、燃料電池関連の特許実施権を無償で提供

発表日:2015.01.06


  トヨタ自動車(株)は、燃料電池自動車(FCV)の普及に向けた取り組みの一環として、同社が単独で保有している世界で約5,680件の燃料電池関連の特許(審査継続中を含む)の実施権を無償で提供すると発表した。この対応は、FCV導入初期段階では普及を優先し、開発・市場導入を進める自動車メーカーや水素ステーション整備を進めるエネルギー会社などと協調した取り組みが重要であるとの考えに基づくもの。FCVの開発・生産の根幹となる燃料電池システム関連の特許(燃料電池スタック、高圧水素タンク、燃料電池システム制御)に関しては、これらの特許を実施してFCVの製造・販売を行う場合、市場導入初期(2020年末までを想定)の特許実施権を無償とする。また、水素ステーション関連の特許(水素供給・製造)に関しては、水素ステーションの設置・運営を行う場合の特許実施権を、期間を限定することなく無償とする。これらの特許実施には、同社と具体的な実施条件などについて個別協議の上で契約書を締結する必要があるという。

情報源 トヨタ自動車(株) ニュースリリース
機関 トヨタ自動車(株)
分野 地球環境
キーワード 燃料電池 | 水素 | トヨタ自動車 | 燃料電池自動車 | 水素ステーション | 特許 | FCV
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