国内ニュース


 東邦レオ(株)、既存ビルに導入可能な水辺型の屋上緑化システムを新発売

発表日:2009.05.20


  東邦レオ(株)は、官公庁・工場・商業施設・ビル・学校等を対象に、ヒートアイランド緩和効果が高く、生物多様性保全にも貢献する水辺型の屋上緑化システムを、2009年5月26日に発売すると発表した。同社では、1)植生の多様化による生物生息空間の確保、2)水質を安定させる水循環構造、3)既存ビルに利用できる1平方メートルあたり60kg以下の軽量化、を実現するため、凹凸(おうとつ)型の特殊パネルを用いた自動水循環型のシステムを開発。屋上緑化における水辺の創出を容易にした。同社の実験では、このシステムの蒸発散量は、屋上緑化で利用の多い芝生の1.44倍、セダムの1.55倍となり、ヒートアイランド対策効果が高いことが示された。また、東京都市大学・田中章研究室との共同研究の結果、同システムは、水・土・植物の組み合わせにより、室内温度の上昇抑制と、野生生物の生息空間の復元に寄与できることが示されたという。

情報源 東邦レオ(株) プレスリリース
機関 東邦レオ(株)
分野 自然環境
大気環境
キーワード ビオトープ | 東邦レオ | 屋上緑化 | ビル | 水辺 | 軽量
関連ニュース

関連する環境技術