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 法政大など、東京都心部で赤外カメラによる暑熱環境観測調査を実施

発表日:2018.09.28


  法政大学と(一財)日本気象協会は、首都大学東京および国立環境研究所と共同で、地球温暖化やヒートアイランド現象の進行による都心部での夏の暑熱環境の実態を調査し、都市の熱さの「見える化」を試行した。観測は2018年8月30日終日、市ケ谷・飯田橋地域(東京都新宿区および千代田区)で行われ、定点観測(高さの異なる複数のビルに設置、歩道に設置)と移動観測(歩行、自動車搭載、ドローン搭載)により、建物や地面などの赤外画像、放射温度、暑さ指数(WBGT)および生体情報(体温、皮膚表面温度、心拍、脈拍、発汗量)などのデータを収集した。また、木陰や連続した散水が暑熱の緩和にどれだけ寄与するか検証するとともに、日なたの場合と日陰の場合での身体表面の温度の違いや帽子の着用有無などが人体反応におよぼす影響についても調査した。今後、詳細なデータ解析を行い、ヒートアイランドの緩和と熱中症対策について検討していくという。

情報源 法政大学 ニュースリリース
機関 法政大学
分野 健康・化学物質
キーワード ヒートアイランド | 地球温暖化 | 国立環境研究所 | 首都大学東京 | 日本気象協会 | 暑熱環境 | 法政大学 | 赤外カメラ | 定点観測 | 移動観測
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