国内ニュース


 海上保安庁、軽石の原因「福徳岡ノ場」海底火山の観測結果を発表

発表日:2021.11.15


  海上保安庁は、各地に軽石が漂着する原因となっている小笠原諸島の海底火山「福徳岡ノ場」の観測結果を発表した。付近では、白色噴気や濃い黄緑色の変色水が確認された他、軽石と思われる浮遊物が認められた。航空機に同乗した東京工業大学理学院火山流体研究センターの研究者の「今回の観測結果から、福徳岡ノ場における海底火山活動は沈静化したとは言えず、熱活動も未だに活発な状態である」とのコメントを併せて掲載している。同庁が実施した調査結果は、随時、海上保安庁海洋情報部HPの「海域火山データベース」にて公開しているという。なお、同庁は、軽石の漂着状況についての確認も進めており、10月30日には高知県足摺岬南方約79海里(約146㎞)海域で、11月1日には小笠原諸島周辺海域、11月15日には伊豆諸島周辺海域で軽石と思われる漂流物が確認されている(または漂着を認めた)。

情報源 海上保安庁 報道発表
〔参考〕海上保安庁 海域火山データベース
機関 海上保安庁
分野 自然環境
キーワード 小笠原諸島 | 東京工業大学 | 海上保安庁 | 伊豆諸島 | 福徳岡ノ場 | 軽石 | 火山流体研究センター | 熱活動 | 海域火山データベース
関連ニュース

関連する環境技術