国内ニュース


 政府、アメリカザリガニやアカミミガメ対策のための規制手法を整備へ

発表日:2022.03.01


  環境省は、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律の一部を改正する法律案」が閣議決定されたことを紹介した。法律案では、外来生物のうち、これまで規制対象となっていなかったアメリカザリガニやアカミミガメについて、一部規制を適用除外して、特定外来生物に指定するなどの規制手法を目指す。2種は、生態系等に係る被害が明らかになっているが、一方、既に広く飼育されていることから、現行法における特定外来生物の規制(飼養等、輸入、譲渡し等及び放出等の禁止)を適用すると、既に飼われている個体が大量に野外に放出され、かえって生態系等への被害が拡大するおそれがあった。この課題に対応するため、今後新たに指定する特定外来生物については、当分の間、政令で、特定外来生物の種類ごとに一部の規制を適用除外とすることを可能とする規制手法を整備する。また、我が国への定着が強く懸念されているヒアリについても対策を強化していく。

情報源 環境省 報道発表資料
機関 環境省
分野 自然環境
キーワード 生態系 | 環境省 | 特定外来生物 | 輸入 | 飼育 | アカミミガメ | ヒアリ | アメリカザリガニ | 譲渡 | 放出
関連ニュース

関連する環境技術