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 日本野鳥の会、日高地域にシマフクロウ保全の保護区を設置

発表日:2022.03.16


  (公財)日本野鳥の会は、北海道・日高管内に計25.7ヘクタールの保護区を確保した。この保護区は、現在約160羽しか生息していないとされるシマフクロウの繁殖地保全を目的とするもの。北海道では開発の影響で、同種やタンチョウなど絶滅危惧種の生息地が晒されており、近年ではバイオマス発電用の天然林の伐採や、太陽光発電所の建設工事など、絶滅危惧種の生息地が奪われている。同会は、先駆的に繁殖地を買い取って独自の「野鳥保護区」を設置する運動を1986年より行っている。今回、寄付金を原資とする民有地の購入や、土地所有者との協定により計25.7ヘクタールの保護区を新たに設けた。これまでに同会が設置した保護区の総面積は3,794ヘクタールにおよび、同会は、野鳥や自然の素晴らしさを伝えながら、自然と人間とが共存する豊かな社会の実現をめざして活動を続けていくという。

情報源 (公財)日本野鳥の会 プレスリリース
機関 (公財)日本野鳥の会
分野 自然環境
キーワード バイオマス発電 | 絶滅危惧種 | 生息地 | 伐採 | 日本野鳥の会 | 太陽光発電所 | シマフクロウ | 寄付金 | 野鳥保護区 | 日高管内
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