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 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構など、低温過熱蒸気によるアスベスト無害化処理技術を開発

発表日:2010.03.03


  (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構は、戸田建設(株)及び大旺新洋(株)等と共同で、「低温過熱蒸気によるアスベスト無害化・資源化装置の開発」を進め、無害化・資源化装置が完成したと発表した。これまで、アスベストを無害化するには、1,500℃程度の高温で溶融する必要があり、コストが高いため安価で無害化できる技術開発が求められて来た。今回開発したシステムは、有害なアスベストを含有しているスレート波形に代表される非飛散性アスベスト建材を、950℃の過熱蒸気を用いることにより、従来行っていた溶融処理と比較して低温、短時間で無害化することが可能であり、従来と比較して処理コストの半減を図ることが出来るという。また、無害化したアスベスト建材を10%程度原料としたセメントを製造し、成分分析、強度試験等を実施し、処理物をセメントの原料としての再利用に問題がないことを確認したという。

情報源 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース
機関 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
分野 健康・化学物質
大気環境
キーワード 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | アスベスト | 無害化 | 戸田建設 | 建材 | セメント | 大旺新洋 | 低温過熱蒸気 | 溶融処理
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