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 日野自動車の新燃費表示対応遅れ、国交省と経産省報告を求める

発表日:2023.02.03


  国土交通省と経済産業省は、エネルギー消費効率(燃費値)の新たな表示への切替えに関し、日野自動車(株)に報告を求めた。トラック、バス等の重量車のカタログ等に記載のエネルギー消費効率(燃費値)は、2023年4月1日から、新しい表示に切替えとなる。重量車モード燃費値は、エンジン燃費を実測し、シミュレーションにより算出した国土交通省審査値を指すもの。従来のJH15モードは、車両の空気抵抗やタイヤのころがり抵抗を固定値としてきたが、JH25モードでは、実測値で燃費値を算出し、「都市内走行」と「都市間走行」の走行比率も、走行実態の調査結果を反映した比率としている。日野自動車は、2023年4月1日以降出荷予定の重量車について、JH25モードに切り替えた表示が、一部の車種について申請準備が間に合わない可能性があると説明した。これを受け、両省は、法第162条第10項に基づき、2023年4月1日以降出荷予定の重量車の燃費値表示の状況と今後の計画の報告を求め、JH25モード燃費値を表示できるよう、申請準備の迅速化と、最大限の措置を講じる対応を求めた。また、JH25モード燃費値を表示できない場合は、顧客への説明と理解確認を前提に販売することを求めた。なお、トヨタ自動車(株)及びいすゞ自動車(株)に対しても、同社から車両をOEM供給又はエンジン供給を受け、出荷している車種があることから、同様の措置を求めたという。

情報源 国土交通省 報道発表資料
経済産業省 ニュースリリース
機関 国土交通省 経済産業省
分野 大気環境
キーワード 日野自動車 | エネルギー消費効率 | 燃費値 | 重量車モード燃費値 | JH25モード燃費値 | OEM
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