関西電力(株)は、同社と(株)環境総合テクノス、(株)松本微生物研究所の3社が共同開発した、菌根菌を用いた「樹勢回復技術」について、2010年10月26日から松本微生物研究所が、同技術を活用した資材の販売を開始すると発表した。菌根菌とは、菌根(土壌中の菌類が、植物の根の表面または内部に共生したもの)を作って植物と共生する菌類であり、土壌中に張り巡らせた菌糸から養分・水分を吸収して宿主植物に供給し、病害に対して宿主植物が本来持つ抵抗力を増大させるという機能を持つ。今回販売となる樹勢回復資材は、この菌根菌を活用して樹木本来の抵抗力を増大させ、根の健全な発達を促進させるとともに、土壌微生物層における生物多様性を保持できるのが特長であり、樹勢回復資材に菌根菌を使ったものとしては、国内ではじめての製品となるという。
情報源 |
関西電力(株) プレスリリース
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機関 | 関西電力(株) |
分野 |
自然環境 水・土壌環境 |
キーワード | 生物多様性 | 微生物 | 関西電力 | 土壌 | 共生 | 菌類 | 環境総合テクノス | 菌根菌 | 樹勢回復 | 松本微生物研究所 |
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