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 (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構、国内初の海淡・下水再利用統合システム「ウォータープラザ北九州」が本格稼動

発表日:2011.04.11


  (独)新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、北九州市の協力のもと、海外水循環ソリューション技術研究組合(GWSTA)に委託して建設を進めてきた、国内初の海淡・下水再利用統合システム「ウォータープラザ北九州」が本格稼動したと発表した。この施設は、先進の水循環システムの開発から管理・運営ノウハウの実証・蓄積、さらには国内外への情報発信による技術の普及を目的とする施設であり、海水淡水化と下水再利用の統合による省エネ型造水システムについて運営実証を行う「デモプラント」と、多様な水処理要素機器の試験を行うことができる「テストベッド」を併せ持っている。今回、その本格的な運転開始に併せ、造水システムで製造した良質な生産水の有用性・実用性を確認するため、2011年4月11日から九州電力(株)新小倉発電所へ生産水の供給を開始した。今後、自治体、国、民間企業の連携により、運営・管理を含めた総合的な水処理技術の実証を行い、海外に向けた新しい水事業モデルを構築していくという。なお、GWSTAは、(株)日立プラントテクノロジーと東レ(株)が設立した技術研究組合である。

情報源 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース(2011年4月11日)
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) プレスリリース(2010年12月14日)
機関 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)
分野 水・土壌環境
キーワード 海水淡水化 | 新エネルギー・産業技術総合開発機構 | NEDO | 九州電力 | 東レ | 日立プラントテクノロジー | 北九州市 | 水循環 | ウォータープラザ | 下水再利用
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