(独)国立環境研究所、研究情報誌「環境儀」第40号「VOCと地球環境-大気中揮発性有機化合物の実態解明を目指して」を刊行

発表日:2011.04.11

(独)国立環境研究所は、同研究所の研究成果を分かりやすく伝える研究情報誌「環境儀」第40号「VOCと地球環境-大気中揮発性有機化合物の実態解明を目指して」を刊行した。光化学オキシダントの生成をはじめ、多くの環境問題に関与している揮発性有機化合物(VOC)には、人為起源のもの(フロンなど)と自然起源のものが存在する。自然起源VOCの発生量は、VOC全体の約9割を占め、陸上植物からはテルペン類などが、海洋からは硫黄化合物やヨウ素化合物などが放出されている。これらの発生量や分布は、今後の気候変動によって大きく変化する可能性があり、そのことが環境/気候に対してどのようなフィードバック効果をもたらすか、大きな関心を集めている。また、強力な温室効果ガスとして京都議定書などで規制されている代替フロン類は、現在も大気中での蓄積が続いており、その排出実態を把握して政策に役立てることも重要な課題となっている。今号では、自然起源VOCの発生~変質~影響を解明するための研究成果とともに、人為起源VOCである代替フロン類について、高感度・高精度・高頻度のモニタリングをもとに、東アジアにおける排出分布の解析に活用している例を紹介している。

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