測定局には一般環境大気測定局や自動車排出ガス測定局等がある。 一般環境大気測定局は、大気汚染防止法第22条に基づいて、環境大気の汚染状況を常時監視(24時間測定)する測定局で、 自動車排出ガス測定局は、大気汚染防止法第20条及び第22条に基づいて、自動車排出ガスによる環境大気の汚染状況を常時監視(24時間測定)する測定局である。 その他、気象局、立体局、バックグラウンド局等がある。
また測定局が設置されている地域が、環境基準が適用される地域かどうかによって、環境基準適用局と、環境基準適用除外局に分けられる。
一般大気環境測定局は、次のとおり、大気汚染防止対策のための資料を得るために設置されている。
一般大気環境測定局は、設置の目的から2つに分類される。
一般環境大気測定局の多くは、前者の目的で設置されており、設置にあたっては、地域内を代表する測定値が得られるよう、 特定の発生源の影響を直接受けない場所を選定しなければならないとされている。
平成22年度末現在、全国の都道府県及び大気汚染防止法上の政令市により、1,503局の一般大気環境測定局において、大気汚染の常時監視が行われている。
自動車排出ガス測定局は、次のとおり、大気汚染防止のための資料を得るために設置されている。
自動車排出ガス測定局は、沿道局と車道局の2種類がある。
自動車排出ガス測定局は、その設置にあたっては、人が常時生活し、活動している場所で、自動車排出ガスの影響が最も強く現れる道路端又は これにできるだけ近接した場所にすることが望ましいとされている。
全国の都道府県及び大気汚染防止法上の政令市により、平成22年度末現在、429局の自動車排出ガス測定局において、大気汚染の常時監視が行われている。
その他の測定局は、気象局、立体局、バックグラウンド局等に分けられる。
大気常時監視測定局は、測定局が設置されている地域が、環境基準が適用される地域かどうかによって、環境基準適用局と、環境基準適用除外局に分けられる。
測定局コードは、環境省水・大気環境局大気環境課が各測定局ごとに付与している8桁の数字コードである。各桁の数字コードの意味は以下の通りである。数字コードの位置は最左側を1桁目としている。
数字コードの位置 | 内容 |
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1,2桁目 | 総務庁標準地域コードによる都道府県コード(01〜47) |
3,4,5桁目 | 総務庁標準地域コードによる市区町村コード(3桁) 測定局登録時の標準地域コードに基づく。 ただし、いったん登録したら、市政施行、町村合併等により、標準地域コードが変更された場合も、原則として、測定局自体のコードはそのまま変更しない。 |
6,7桁目 | 測定局番号(2桁) 測定局登録時に、同一市区町村コード内の重複がないよう、次のとおり、連番を付与している。登録されたコードは、各測定局ごとの固有コードになる。 01〜50:一般環境大気測定局 51〜80:自動車排出ガス測定局 81〜99:その他(気象立体局等) ただし、登録後に局種別が変更された場合も、測定局自体のコードはそのまま変更しない。 |
8桁目 | 補助番号(1桁) 気象立体局等、高度別等、同一住所に複数の測定か所がある場合、各々に異なる枝番を付与する。 上記以外の局は、原則として「0」とする。(一般局、自動車排ガス局) |
コード付けにあたっては、以下の原則に従う。