(国研)農業・食品産業技術総合研究機構は、コーヒー粕と鉄塩(塩化鉄、硫酸鉄など)を混合して製造した殺菌用資材による土壌消毒技術を確立した。この資材は、コーヒー粕の有効利用の観点から開発されたもので、過酸化水素(H2O2)を作用させることで強力な酸化力を生み出し、殺菌効果が発現する(既報2012年)。今回、土壌病害の防除への応用に向けた取組の一環として、施設トマト栽培に深刻な被害をおよぼす「青枯病」の抑制効果を検証した結果、1)土壌改良材として普及している過酸化カルシウム(CaO2)と土壌水分が反応し、土壌中でH2O2が生じ、2)活性酸素の一種であるヒドロキシルラジカル(・OH)の関与によって、3)青枯病菌密度の減少や、4)発病を60日間抑制できること等が確認された(ポット試験:土壌1 kgに対してCaO2と資材2gずつ)。これまで青枯病に有効とされてきた劇物指定の薬剤を代替する、環境負荷の少ない土壌病害防除技術・殺菌用資材としての展開が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 農業・食品産業技術総合研究機構 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 農研機構、コーヒー粕と鉄塩による殺菌技術の展開方向を紹介 |
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日付1 |
刊行日: 2019/01/10 |
要約 | (国研)農業・食品産業技術総合研究機構は、コーヒー粕と鉄塩(塩化鉄、硫酸鉄など)を混合して製造した殺菌用資材による土壌消毒技術を確立した。この資材は、コーヒー粕の有効利用の観点から開発されたもので、過酸化水素(H2O2)を作用させることで強力な酸化力を生み出し、殺菌効果が発現する(既報2012年)。今回、土壌病害の防除への応用に向けた取組の一環として、施設トマト栽培に深刻な被害をおよぼす「青枯病」の抑制効果を検証した結果、1)土壌改良材として普及している過酸化カルシウム(CaO2)と土壌水分が反応し、土壌中でH2O2が生じ、2)活性酸素の一種であるヒドロキシルラジカル(・OH)の関与によって、3)青枯病菌密度の減少や、4)発病を60日間抑制できること等が確認された(ポット試験:土壌1 kgに対してCaO2と資材2gずつ)。これまで青枯病に有効とされてきた劇物指定の薬剤を代替する、環境負荷の少ない土壌病害防除技術・殺菌用資材としての展開が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】農業・食品産業技術総合研究機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】農業・食品産業技術総合研究機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 農業・食品産業技術総合研究機構、ヒドロキシルラジカル、過酸化水素、土壌消毒、コーヒー粕、青枯病、過酸化カルシウム、土壌病害防除技術、殺菌用資材 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 101828 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/01/15 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=26135 |
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