(国研)海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東京大学大気海洋研究所および国立環境研究所の研究グループは、「全球非静力学大気モデル(NICAM)」を用いて、将来の地球における積乱雲群の規模を予測した。NICAMは地球全体の大気の循環を数値的にシミュレートする「大気大循環モデル」のひとつで、鉛直加速度を予報することで積雲対流に伴う上昇運動が表現できる(佐藤(2007))。同研究グループは、現在および約100年後を想定したNICAMによる気候シミュレーションデータ(水平解像度:14 km)を用いて、上昇流の発生域に対する下降流域の面積割合(無次元)を指標に設定し、「雲の組織化」を評価した。その結果、インド洋や東南アジアなどの赤道上において指標値が減少すること、すなわち積乱雲群が小規模化することが明らかとなった。温暖化によって大気大循環が弱まり、それを受けて雲の組織化も弱まったことや、温暖化の進んだ大気中では「冷気塊」が比較的小さなサイズで多く分布している様子も示唆されたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 海洋研究開発機構 プレスリリース 【オンライン情報源2】 東京大学大気海洋研究所 プレスリリース 【オンライン情報源3】 国立環境研究所 新着情報 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | JAMSTECなど、先進的な全球大気モデルを用いて約100年後の積乱雲群を予測 |
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日付1 |
刊行日: 2019/09/18 |
要約 | (国研)海洋研究開発機構(JAMSTEC)、東京大学大気海洋研究所および国立環境研究所の研究グループは、「全球非静力学大気モデル(NICAM)」を用いて、将来の地球における積乱雲群の規模を予測した。NICAMは地球全体の大気の循環を数値的にシミュレートする「大気大循環モデル」のひとつで、鉛直加速度を予報することで積雲対流に伴う上昇運動が表現できる(佐藤(2007))。同研究グループは、現在および約100年後を想定したNICAMによる気候シミュレーションデータ(水平解像度:14 km)を用いて、上昇流の発生域に対する下降流域の面積割合(無次元)を指標に設定し、「雲の組織化」を評価した。その結果、インド洋や東南アジアなどの赤道上において指標値が減少すること、すなわち積乱雲群が小規模化することが明らかとなった。温暖化によって大気大循環が弱まり、それを受けて雲の組織化も弱まったことや、温暖化の進んだ大気中では「冷気塊」が比較的小さなサイズで多く分布している様子も示唆されたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】海洋研究開発機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】海洋研究開発機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】東京大学大気海洋研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東京大学大気海洋研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】国立環境研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立環境研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 雲の組織化、国立環境研究所、東京大学、温暖化、JAMSTEC、積乱雲、NICAM、気候シミュレーション、全球非静力学大気モデル、大気大循環モデル |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 103991 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/09/19 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27799 |
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