立命館大学などの研究グループは、天然の光合成における集光アンテナ装置を模倣し、光合成色素(葉緑素)からナノシートを合成することに成功したと発表した。光合成を行う生物は、太陽光を効率よく吸収し、その光エネルギーを素早く伝達するための集光アンテナ装置を持っている。同研究グループは、集光アンテナ装置の1つであるクロロゾームが葉緑素だけでナノシートなどの構造を形成していることに注目し、置換基(アミド基とウレア基)をもつ葉緑素の水素結合をゆっくりと熟成させることにより、巨大な集積体を形成させ、ナノシート構造を得た。アミド基とウレア基の強い水素結合は、クロロフィル分子を平面状に秩序正しく並べる働きをし、これがナノシートの形成につながったという。今回の研究は、炭素材料(グラフェンやカーボンナノチューブ)に関連し新しいナノ材料開発につながる研究であり、さらに太陽光を利用した材料(太陽電池や人工光合成)への応用が期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 立命館大学 プレスリリース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 立命館大、クロロフィル分子の集光アンテナ装置を模した新規ナノシートの合成に成功 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2019/10/08 |
要約 | 立命館大学などの研究グループは、天然の光合成における集光アンテナ装置を模倣し、光合成色素(葉緑素)からナノシートを合成することに成功したと発表した。光合成を行う生物は、太陽光を効率よく吸収し、その光エネルギーを素早く伝達するための集光アンテナ装置を持っている。同研究グループは、集光アンテナ装置の1つであるクロロゾームが葉緑素だけでナノシートなどの構造を形成していることに注目し、置換基(アミド基とウレア基)をもつ葉緑素の水素結合をゆっくりと熟成させることにより、巨大な集積体を形成させ、ナノシート構造を得た。アミド基とウレア基の強い水素結合は、クロロフィル分子を平面状に秩序正しく並べる働きをし、これがナノシートの形成につながったという。今回の研究は、炭素材料(グラフェンやカーボンナノチューブ)に関連し新しいナノ材料開発につながる研究であり、さらに太陽光を利用した材料(太陽電池や人工光合成)への応用が期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】立命館大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】立命館大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】京都大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】京都大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | ナノシート、太陽電池、カーボンナノチューブ、葉緑素、グラフェン、人工光合成、立命館大学、クロロフィル、集光アンテナ、クロロゾーム |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104179 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/10/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=27948 |
---|