(国研)海洋研究開発機構(JAMSTEC)を中心とする研究グループは、深海の生態系モニタリングに「音」を活用する意義をまとめ、海洋の環境影響評価に関わる専門家等に対して「音風景:サウンドスケープ」の活用に向けた努力を促した。海底資源採掘の対象となる熱水噴出域は多様かつ固有の「深海生物」が生息する場所でもある。近年、深海探査機を用いた調査により、それらの分布や生息環境が解明されつつあり、海中を漂うプランクトン幼生がさまざまな音響が創り出す「音風景」を察知して生息場所を決めているといった知見も報告されている。同研究グループは、海底資源開発時の人為的な騒音は、熱水噴出活動域における自然環境下の背景音に比べ、音圧レベルで100 dB程度高いと見積っており、プランクトン幼生が自然音の察知に失敗する可能性があると指摘している。「音風景」に関する観測データを客観的事実として積み上げていくことで、公海鉱区における海底資源開発に適用される開発規則のガイドライン策定への貢献が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 海洋研究開発機構 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | JAMSTEC、深海の生態系モニタリング等に「音」の評価指標導入を呼びかけ |
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日付1 |
刊行日: 2019/11/08 |
要約 | (国研)海洋研究開発機構(JAMSTEC)を中心とする研究グループは、深海の生態系モニタリングに「音」を活用する意義をまとめ、海洋の環境影響評価に関わる専門家等に対して「音風景:サウンドスケープ」の活用に向けた努力を促した。海底資源採掘の対象となる熱水噴出域は多様かつ固有の「深海生物」が生息する場所でもある。近年、深海探査機を用いた調査により、それらの分布や生息環境が解明されつつあり、海中を漂うプランクトン幼生がさまざまな音響が創り出す「音風景」を察知して生息場所を決めているといった知見も報告されている。同研究グループは、海底資源開発時の人為的な騒音は、熱水噴出活動域における自然環境下の背景音に比べ、音圧レベルで100 dB程度高いと見積っており、プランクトン幼生が自然音の察知に失敗する可能性があると指摘している。「音風景」に関する観測データを客観的事実として積み上げていくことで、公海鉱区における海底資源開発に適用される開発規則のガイドライン策定への貢献が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】海洋研究開発機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】海洋研究開発機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】水産研究・教育機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】水産研究・教育機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
自然環境 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 深海探査機、モニタリング、生態系、騒音、音風景、深海、深海生物、JAMSTEC、サウンドスケープ、海底資源採掘 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 104540 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2019/11/20 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28243 |
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