(国研)科学技術振興機構(JST)は、産学共同実用化開発事業(NexTEP)による支援の下で、東北大学の研究成果に基づき、(株)豊栄商会(本社:愛知県豊田市)が開発した「電気炉ダスト」処理技術の特徴やメリットを紹介した。自動車産業で発生する「鉄スクラップ」などを電気炉で再融解・精錬する際、「電気炉ダスト」と呼ばれる微粒子物質が粗鋼生産1トンあたり16~17キログラム発生する。電気炉ダストには亜鉛(20%)と鉄(30%)のほか、有害な「鉛」などが含まれているため、コークスなどを添加して加熱し、酸化亜鉛を還元(亜鉛蒸気を揮発)させる方法で中間処理されている。今回、電気炉ダストに石灰を添加し加熱することで、先ず有害元素を揮発除去し、次に真空加熱するプロセスのベンチスケール(処理規模:1日あたり1トン)での実証を行ったところ、亜鉛と鉄を同時に回収できることが確認された。これまで複数の業種に委託していた中間処理等の一元化や、消費電力の削減、CO2排出量の低減などの効果が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 科学技術振興機構 プレス一覧 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | JST、石灰添加法を採用した「電気炉ダスト」処理技術に係る支援成果を紹介 |
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日付1 |
刊行日: 2019/12/26 |
要約 | (国研)科学技術振興機構(JST)は、産学共同実用化開発事業(NexTEP)による支援の下で、東北大学の研究成果に基づき、(株)豊栄商会(本社:愛知県豊田市)が開発した「電気炉ダスト」処理技術の特徴やメリットを紹介した。自動車産業で発生する「鉄スクラップ」などを電気炉で再融解・精錬する際、「電気炉ダスト」と呼ばれる微粒子物質が粗鋼生産1トンあたり16~17キログラム発生する。電気炉ダストには亜鉛(20%)と鉄(30%)のほか、有害な「鉛」などが含まれているため、コークスなどを添加して加熱し、酸化亜鉛を還元(亜鉛蒸気を揮発)させる方法で中間処理されている。今回、電気炉ダストに石灰を添加し加熱することで、先ず有害元素を揮発除去し、次に真空加熱するプロセスのベンチスケール(処理規模:1日あたり1トン)での実証を行ったところ、亜鉛と鉄を同時に回収できることが確認された。これまで複数の業種に委託していた中間処理等の一元化や、消費電力の削減、CO2排出量の低減などの効果が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】科学技術振興機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】科学技術振興機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
ごみ・リサイクル 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 鉄スクラップ、東北大学、JST、豊田市、自動車産業、産学共同実用化開発事業、NexTEP、石灰、豊栄商会、電気炉ダスト |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 105041 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/01/15 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28600 |
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