東京大学・生産技術研究所を中心とする研究グループは、コンクリートがれきの高付加価値化と、植物性資源の活用を同時に達成するリサイクル技術を開発した。コンクリートがれきのリサイクル率は9割を超えているが、リサイクル製品の用途は道路の路盤材料や再生骨材(砂・砂利)に限られている。同研究グループは、コンクリートがれきの理想的な循環利用に関する研究の一環として、現状では焼却や埋立処分されている「廃木材」とコンクリートがれきを粉砕・混合し、加熱しつつ圧縮成形・融合することで、既存のコンクリートよりも数倍高い「曲げ強度」を持つリサイクルコンクリートが製造できることを発見した。また、木材に由来するリグニンがコンクリートがれきの接着に関与していることが分かり、野菜や落ち葉、製紙工程で発生する黒液でも接着できることを確認した。セメントをリグニンに代えることでセメント製造工程のCO2削減に寄与し、生分解性などの特長を兼ね備えた新しいコンクリートの製造が期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 東京大学 生産技術研究所 ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 東大など、がれきと廃木材を同時に資源化するコンクリート再生技術を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2020/02/06 |
要約 | 東京大学・生産技術研究所を中心とする研究グループは、コンクリートがれきの高付加価値化と、植物性資源の活用を同時に達成するリサイクル技術を開発した。コンクリートがれきのリサイクル率は9割を超えているが、リサイクル製品の用途は道路の路盤材料や再生骨材(砂・砂利)に限られている。同研究グループは、コンクリートがれきの理想的な循環利用に関する研究の一環として、現状では焼却や埋立処分されている「廃木材」とコンクリートがれきを粉砕・混合し、加熱しつつ圧縮成形・融合することで、既存のコンクリートよりも数倍高い「曲げ強度」を持つリサイクルコンクリートが製造できることを発見した。また、木材に由来するリグニンがコンクリートがれきの接着に関与していることが分かり、野菜や落ち葉、製紙工程で発生する黒液でも接着できることを確認した。セメントをリグニンに代えることでセメント製造工程のCO2削減に寄与し、生分解性などの特長を兼ね備えた新しいコンクリートの製造が期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】東京大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東京大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】(株)バイオアパタイト 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(株)バイオアパタイト 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】大野建設(株) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】大野建設(株) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 ごみ・リサイクル |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | リサイクルコンクリート、リサイクル、東京大学、リグニン、廃木材、セメント、CO2削減、コンクリートがれき、圧縮成形、曲げ強度 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 105512 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/02/28 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=28933 |
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