アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、今後15年以内の夏季に北極圏の海氷が実質的に消失する可能性があると予測した。この数十年、温暖化により同海氷域は年間を通じて急速に縮小している(特に夏季)。2019年夏末の海氷域は415万平方キロで、観測史上2番目(タイ)に小さかった。この予測では、海氷域が100万平方キロを下回る年を初めて海氷が消失する年とみなしている。12の気候モデルを用い、温室効果ガス濃度に対応した2つの排出シナリオ(RCP:代表的濃度パス)を基に海氷域をシミュレーションした結果、中間シナリオ(RCP 4.5)では2054年夏、高シナリオ(RCP8.5)では2042年夏に消失するという。しかし、モデルやシナリオによって予測される年は大きく異なり、さらに早まる可能性もある。気候モデル予測によると北極の海氷縮小は概ね直線的ペースで進むが、衛星観測によると加速している。論文著者は、気候モデルは総じて変化速度を過小評価している可能性があり、海氷モデルには未だ改善の余地があるとしている。
情報源 |
【オンライン情報源1】 アメリカ海洋大気庁(NOAA) ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | アメリカ海洋大気庁、北極海氷は15年以内の夏季に実質消失する可能性があると報告 |
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日付1 |
刊行日: 2020/02/26 |
要約 | アメリカ海洋大気庁(NOAA)は、今後15年以内の夏季に北極圏の海氷が実質的に消失する可能性があると予測した。この数十年、温暖化により同海氷域は年間を通じて急速に縮小している(特に夏季)。2019年夏末の海氷域は415万平方キロで、観測史上2番目(タイ)に小さかった。この予測では、海氷域が100万平方キロを下回る年を初めて海氷が消失する年とみなしている。12の気候モデルを用い、温室効果ガス濃度に対応した2つの排出シナリオ(RCP:代表的濃度パス)を基に海氷域をシミュレーションした結果、中間シナリオ(RCP 4.5)では2054年夏、高シナリオ(RCP8.5)では2042年夏に消失するという。しかし、モデルやシナリオによって予測される年は大きく異なり、さらに早まる可能性もある。気候モデル予測によると北極の海氷縮小は概ね直線的ペースで進むが、衛星観測によると加速している。論文著者は、気候モデルは総じて変化速度を過小評価している可能性があり、海氷モデルには未だ改善の余地があるとしている。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】アメリカ海洋大気庁(NOAA) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】アメリカ海洋大気庁(NOAA) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | 温室効果ガス、北極圏、気候モデル、アメリカ海洋大気庁、海氷、温暖化、排出シナリオ、海氷モデル |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 105546 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2020/03/04 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=28959 |
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