国立科学財団(NSF)が助成した研究によると、ミシシッピ・デルタでは、海面上昇率がわずかに増加しただけで、沿岸の湿地帯が広範囲に水没してしまう可能性が高いことが明らかになった。従来の調査では、同湿地帯は年間約3.8センチメートルの海面上昇率でも水没しないとされていたが、この調査は数十年以下という非常に短い時間スケールの観測に基づいていた。しかしながら、同研究にて採取した数百個の堆積物コアを用い、過去8,500年間の海面上昇率の変化に対して湿地帯がどのように変化したかを調べたところ、海面上昇率が年間約0.25センチメートルを超えると、ほとんどの湿地帯が数百年で水没してしまうことが明らかになった。年間約0.63センチメートル(1/4インチ)を超えると、水没は約50年後に起きる予測となった。同研究論文の執筆者は、「気候変動による現在の世界的な海面上昇率は、すでにこれらの湿地帯が水没する転換点を超えている」と語った。
情報源 |
【オンライン情報源1】 国立科学財団(NSF)ニュース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 国立科学財団、ミシシッピ・デルタの湿地帯は、海面上昇により没すると報告 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2020/05/29 |
要約 | 国立科学財団(NSF)が助成した研究によると、ミシシッピ・デルタでは、海面上昇率がわずかに増加しただけで、沿岸の湿地帯が広範囲に水没してしまう可能性が高いことが明らかになった。従来の調査では、同湿地帯は年間約3.8センチメートルの海面上昇率でも水没しないとされていたが、この調査は数十年以下という非常に短い時間スケールの観測に基づいていた。しかしながら、同研究にて採取した数百個の堆積物コアを用い、過去8,500年間の海面上昇率の変化に対して湿地帯がどのように変化したかを調べたところ、海面上昇率が年間約0.25センチメートルを超えると、ほとんどの湿地帯が数百年で水没してしまうことが明らかになった。年間約0.63センチメートル(1/4インチ)を超えると、水没は約50年後に起きる予測となった。同研究論文の執筆者は、「気候変動による現在の世界的な海面上昇率は、すでにこれらの湿地帯が水没する転換点を超えている」と語った。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】国立科学財団(NSF) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国立科学財団(NSF) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 自然環境 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | 気候変動、海面上昇、沿岸、堆積物コア、国立科学財団、水没、海面上昇率、湿地帯、ミシシッピ・デルタ |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106153 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2020/06/08 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=29554 |
---|