(国研)科学技術振興機構(JST)、早稲田大学および千葉大学からなる研究グループは、改変した「モーターたんぱく質」の導入により、バイオディーゼル燃料(BDF)の原料として有望視されている「カメリナ(Camelina sativa)」の増産が可能であると発表した。同研究グループは、JST戦略的創造研究推進事業の研究開発課題「原形質流動の人工制御:植物バイオマス増産の基盤技術としての確立」において、微細繊維と相まって原形質流動を起こすモーターたんぱく質を改変し、駆動力を向上させた「高速型キメラミオシンXⅠ(以下「高速型ミオシン」)」を作製し、アブラナ科のモデル植物シロイヌナズナに導入することで、大型化できることを確認している。今回、シロイヌナズナ由来の高速型ミオシンを、同じくアブラナ科のカメリナで異種発現させたところ、背丈や葉の成長、早期花成を促し、種子の収量が約2倍(野生株比)になることが明らかになった。高速型ミオシンは汎用性が高く、バイオマス資源植物をはじめ、さまざまな植物の増産技術に応用展開できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 科学技術振興機構 プレス一覧 【オンライン情報源2】 早稲田大学 Topic 【オンライン情報源3】 千葉大学 プレスリリース(PDF) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | JSTなど、改変「モーターたんぱく質」によるBDF原料植物等の増産可能性を実証 |
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日付1 |
刊行日: 2020/06/16 |
要約 | (国研)科学技術振興機構(JST)、早稲田大学および千葉大学からなる研究グループは、改変した「モーターたんぱく質」の導入により、バイオディーゼル燃料(BDF)の原料として有望視されている「カメリナ(Camelina sativa)」の増産が可能であると発表した。同研究グループは、JST戦略的創造研究推進事業の研究開発課題「原形質流動の人工制御:植物バイオマス増産の基盤技術としての確立」において、微細繊維と相まって原形質流動を起こすモーターたんぱく質を改変し、駆動力を向上させた「高速型キメラミオシンXⅠ(以下「高速型ミオシン」)」を作製し、アブラナ科のモデル植物シロイヌナズナに導入することで、大型化できることを確認している。今回、シロイヌナズナ由来の高速型ミオシンを、同じくアブラナ科のカメリナで異種発現させたところ、背丈や葉の成長、早期花成を促し、種子の収量が約2倍(野生株比)になることが明らかになった。高速型ミオシンは汎用性が高く、バイオマス資源植物をはじめ、さまざまな植物の増産技術に応用展開できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】科学技術振興機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】科学技術振興機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】早稲田大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】早稲田大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
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【組織名】千葉大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】千葉大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | バイオマス、バイオディーゼル燃料、増産、シロイヌナズナ、モデル植物、モーターたんぱく質、カメリナ、高速型キメラミオシンXⅠ、早期花成 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106291 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/06/25 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=29677 |
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