長崎大学などは、九州各地や沖縄で観測されている高濃度PM2.5が、小笠原諸島・西之島の噴火による、火山灰と二次生成粒子(火山ガスから生成した硫酸や硫酸塩粒子)の両方からなる事を明らかにした。長崎大学では、学内および周辺で小型計測器を用いたPM2.5の観測や粒子のフィルター捕集を行うとともに、琉球大学および名古屋大学と共同で琉球大学(沖縄県中頭郡西原町)においてエアロゾル粒子の粒径分布(粒子の大きさの分布)の連続観測を実施していた。琉球大学で観測された粒子の粒径分布(8月3日~5日)を解析したところ、PM2.5の重量濃度のピーク時(8月5日)には、1ミクロン以下の微小粒子と1ミクロン以上の粗大粒子の両方の粒子が大きく増加していた。火山灰は、主に1ミクロン以上の粒子直径を有し、二次生成粒子は、主に1ミクロン以下の粒子直径を有すると考えられることから、沖縄で観測された西之島の火山の影響によるPM2.5濃度の増加には、火山灰と二次生成粒子の両方が寄与しているという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 長崎大学 学術情報一覧 【オンライン情報源2】 琉球大学 お知らせ |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 長崎大など、九州・沖縄に飛来した西之島起源「PM2.5」に火山灰と火山ガスからの二次生成粒子の両方が寄与 |
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日付1 |
刊行日: 2020/08/07 |
要約 | 長崎大学などは、九州各地や沖縄で観測されている高濃度PM2.5が、小笠原諸島・西之島の噴火による、火山灰と二次生成粒子(火山ガスから生成した硫酸や硫酸塩粒子)の両方からなる事を明らかにした。長崎大学では、学内および周辺で小型計測器を用いたPM2.5の観測や粒子のフィルター捕集を行うとともに、琉球大学および名古屋大学と共同で琉球大学(沖縄県中頭郡西原町)においてエアロゾル粒子の粒径分布(粒子の大きさの分布)の連続観測を実施していた。琉球大学で観測された粒子の粒径分布(8月3日~5日)を解析したところ、PM2.5の重量濃度のピーク時(8月5日)には、1ミクロン以下の微小粒子と1ミクロン以上の粗大粒子の両方の粒子が大きく増加していた。火山灰は、主に1ミクロン以上の粒子直径を有し、二次生成粒子は、主に1ミクロン以下の粒子直径を有すると考えられることから、沖縄で観測された西之島の火山の影響によるPM2.5濃度の増加には、火山灰と二次生成粒子の両方が寄与しているという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】長崎大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】長崎大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
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分野 | 大気環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 粒径分布、小笠原諸島、火山灰、PM2.5、エアロゾル粒子、噴火、西之島、火山ガス、中頭郡、西原町 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106719 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/08/17 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30038 |
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