国連環境計画(UNEP)は、2017年8月16日に発効した「水銀に関する水俣条約」において、2020年は多くの水銀含有製品の製造、輸入、輸出の停止を締約国に求める節目の年であるとして、取り組み状況を紹介した。現在、大気中の総水銀濃度は自然レベルを約450%上回っており、人為的に排出された水銀は北極の海洋哺乳類や魚類、そして地球上で最も深いマリアナ海溝の底でも検出されている。特にメチル水銀は、より有毒で生物蓄積性が高く、人の脳機能や神経系を損傷させ、胎盤を介して胎児にも影響を与える危険な物質であるが、水銀は継続して使用されている。人力小規模金採掘(ASGM)は、水銀の最大の排出源となっていることが判明しており、2015年における水銀の総消費量の37%、人為的な総排出量の38%(838トン)を占めるため、金のサプライチェーンにおける透明性と責任に関するルール化を行うなどにより使用量の削減が進められている。また、石炭燃料からの脱却や排出ガス中からの水銀の除去も効果的な対策である。
情報源 |
【オンライン情報源1】 国連環境計画(UNEP)ニュース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 国連環境計画、3年目を迎えた水銀に関する水俣条約の状況を紹介 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2020/08/13 |
要約 | 国連環境計画(UNEP)は、2017年8月16日に発効した「水銀に関する水俣条約」において、2020年は多くの水銀含有製品の製造、輸入、輸出の停止を締約国に求める節目の年であるとして、取り組み状況を紹介した。現在、大気中の総水銀濃度は自然レベルを約450%上回っており、人為的に排出された水銀は北極の海洋哺乳類や魚類、そして地球上で最も深いマリアナ海溝の底でも検出されている。特にメチル水銀は、より有毒で生物蓄積性が高く、人の脳機能や神経系を損傷させ、胎盤を介して胎児にも影響を与える危険な物質であるが、水銀は継続して使用されている。人力小規模金採掘(ASGM)は、水銀の最大の排出源となっていることが判明しており、2015年における水銀の総消費量の37%、人為的な総排出量の38%(838トン)を占めるため、金のサプライチェーンにおける透明性と責任に関するルール化を行うなどにより使用量の削減が進められている。また、石炭燃料からの脱却や排出ガス中からの水銀の除去も効果的な対策である。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】国連環境計画(UNEP) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】国連環境計画(UNEP) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 健康・化学物質 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | |
キーワード | マリアナ海溝、水銀、国連環境計画、北極、メチル水銀、水銀に関する水俣条約、人力小規模金採掘、水銀含有製品、石炭燃料、総水銀濃度 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106785 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2020/08/24 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=30105 |
---|