農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、田植えした水稲とその切株から発生する二番穂(ひこばえ)を通年栽培する農法(以下「水稲再生二期作」)により約1.5 t/10aの収量が期待できると発表した。農研機構は、比較的気温が高く、近年では春・秋の気温が上昇(水稲の生育可能期間が伸張)傾向にある九州地域の特性に着目し、地の利を活かした「水稲再生二期作」の圃場試験を実施した。福岡県筑後市内の試験圃場において、2017年と2018年の4月中旬に多収系統を移植し、肥培管理しながら、収穫するタイミングと刈高さを変えて8月に収穫するとともに、ひこばえを11月上中旬に収穫した。その結果、当初の稲を8月下旬に遅く収穫し、地際から50 cmの高さで刈り取った場合、単作の平均収量のおよそ3倍に相当する1.47 t/10aの粗玄米収量が得られることが分かった。品種の選定や施肥技術の開発を経て、再び圃場試験を行い、高刈に対応するためのコンバイン改良なども進め、地球温暖化の進行下で威力を発揮する、加工用米や業務用米の低コスト・増産技術として普及を進めるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 農業・食品産業技術総合研究機構 プレスリリース・広報 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 農研機構、「水稲再生二期作」の増収可能性を提示 |
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日付1 |
刊行日: 2020/09/08 |
要約 | 農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)は、田植えした水稲とその切株から発生する二番穂(ひこばえ)を通年栽培する農法(以下「水稲再生二期作」)により約1.5 t/10aの収量が期待できると発表した。農研機構は、比較的気温が高く、近年では春・秋の気温が上昇(水稲の生育可能期間が伸張)傾向にある九州地域の特性に着目し、地の利を活かした「水稲再生二期作」の圃場試験を実施した。福岡県筑後市内の試験圃場において、2017年と2018年の4月中旬に多収系統を移植し、肥培管理しながら、収穫するタイミングと刈高さを変えて8月に収穫するとともに、ひこばえを11月上中旬に収穫した。その結果、当初の稲を8月下旬に遅く収穫し、地際から50 cmの高さで刈り取った場合、単作の平均収量のおよそ3倍に相当する1.47 t/10aの粗玄米収量が得られることが分かった。品種の選定や施肥技術の開発を経て、再び圃場試験を行い、高刈に対応するためのコンバイン改良なども進め、地球温暖化の進行下で威力を発揮する、加工用米や業務用米の低コスト・増産技術として普及を進めるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】農業・食品産業技術総合研究機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】農業・食品産業技術総合研究機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 増産技術、地球温暖化、農業・食品産業技術総合研究機構、水稲、二番穂、ひこばえ、水稲再生二期作、九州地域、筑後市、品種選定 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 106984 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/09/14 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30261 |
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