千葉大学の研究グループは、金属を含まない素材で金色調・ブロンズ調の光沢を出せる水性塗料(染料)を開発した。同グループは、非金属でありながら金色に輝く素材の開発や、新素材の応用展開に関する研究を進めており、2014年以降、3-メトキシチオフェン重合体の金色調発現機構と加飾応用のための研究基盤確立に取り組んできた。今回、既往研究の成果を発展させつつ、市販されている金属光沢調塗料・インキの問題点を克服するために、金属の微粉末を含まない・沈殿を起こさない・腐食が生じない・塗工膜が重くならないといったコンセプトで、塩化物イオンをドープしたチオフェン重合体(以下「チオフェン重合体」)で染料を作製し、その特性評価を行った。その結果、チオフェン重合体に由来する塗工膜は自己組織化によって規則的に結晶構造を形成し、個々の微結晶の有する光学的な特性により光沢のある金属調を呈することを見出した。塗工膜は水に容易に溶解し、脱水後は不溶となることも確認できており、環境にやさしい金色調塗料として、塗装・印刷業界のみならす、より精密な有機電子材料分野への展開可能も期待できるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 千葉大学 ニュース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 千葉大、金属を含まない金色調塗料を水性系に改良 |
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日付1 |
刊行日: 2020/10/26 |
要約 | 千葉大学の研究グループは、金属を含まない素材で金色調・ブロンズ調の光沢を出せる水性塗料(染料)を開発した。同グループは、非金属でありながら金色に輝く素材の開発や、新素材の応用展開に関する研究を進めており、2014年以降、3-メトキシチオフェン重合体の金色調発現機構と加飾応用のための研究基盤確立に取り組んできた。今回、既往研究の成果を発展させつつ、市販されている金属光沢調塗料・インキの問題点を克服するために、金属の微粉末を含まない・沈殿を起こさない・腐食が生じない・塗工膜が重くならないといったコンセプトで、塩化物イオンをドープしたチオフェン重合体(以下「チオフェン重合体」)で染料を作製し、その特性評価を行った。その結果、チオフェン重合体に由来する塗工膜は自己組織化によって規則的に結晶構造を形成し、個々の微結晶の有する光学的な特性により光沢のある金属調を呈することを見出した。塗工膜は水に容易に溶解し、脱水後は不溶となることも確認できており、環境にやさしい金色調塗料として、塗装・印刷業界のみならす、より精密な有機電子材料分野への展開可能も期待できるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】千葉大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】千葉大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
環境総合 健康・化学物質 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 金属調、溶剤、塩化物イオン、千葉大学、水性塗料、非金属、金色調発現機構、金属光沢調塗料、ドープ、チオフェン重合体 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107333 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/10/30 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30572 |
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