龍谷大学、神戸大学および三重大学の研究グループは、環境水中に浮遊している魚類由来のRNA(環境RNA)試料から、メッセンジャーRNA(mRNA)の検出が可能であることを実証した。近年、環境調査で活用されている「環境DNA分析」では、生物種について調べることはできるが、詳細な生物情報(若い個体/老齢個体、生きている個体かどうか等)を区別できない。一方、mRNAは、生物の生理状態や成長段階に応じて発現パターンが変化するため、環境水中から検出することにより、DNAからでは読み取れなかったより詳細な情報を得ることが期待される。今回、実験動物(ゼブラフィッシュ)の飼育水槽の水から鰓と表皮で特異的に発現する遺伝子(それぞれclc2c、muc5.2)のmRNA検出に成功した。脊椎動物由来の環境RNAを対象としてmRNAの検出が可能であることを実証した初の報告例であり、将来的には、野生生物の成長段階の推定など生物保全・資源管理に有益な分析手法に成り得るという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 龍谷大学 News 【オンライン情報源2】 神戸大学 研究ニュース 【オンライン情報源3】 三重大学 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 龍谷大など、環境「RNA」分析の実現可能性を検証 |
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日付1 |
刊行日: 2020/12/03 |
要約 | 龍谷大学、神戸大学および三重大学の研究グループは、環境水中に浮遊している魚類由来のRNA(環境RNA)試料から、メッセンジャーRNA(mRNA)の検出が可能であることを実証した。近年、環境調査で活用されている「環境DNA分析」では、生物種について調べることはできるが、詳細な生物情報(若い個体/老齢個体、生きている個体かどうか等)を区別できない。一方、mRNAは、生物の生理状態や成長段階に応じて発現パターンが変化するため、環境水中から検出することにより、DNAからでは読み取れなかったより詳細な情報を得ることが期待される。今回、実験動物(ゼブラフィッシュ)の飼育水槽の水から鰓と表皮で特異的に発現する遺伝子(それぞれclc2c、muc5.2)のmRNA検出に成功した。脊椎動物由来の環境RNAを対象としてmRNAの検出が可能であることを実証した初の報告例であり、将来的には、野生生物の成長段階の推定など生物保全・資源管理に有益な分析手法に成り得るという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】龍谷大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】龍谷大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】神戸大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】神戸大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)3 |
【組織名】三重大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】三重大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | メッセンジャーRNA、魚類、神戸大学、龍谷大学、環境DNA、脊椎動物、三重大学、ゼブラフィッシュ、環境DNA分析、環境RNA |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107651 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/12/10 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30836 |
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