九州大学(応用力学研究所・気候変動科学分野)は、PM2.5とCO2の排出量を同時削減しなければ、地球温暖化が加速度的に進行することを明らかにした。同大学(同研究室)は、PM2.5や黄砂をはじめとする大気中の浮遊粒子状物質(以下「エアロゾル」)の地球規模での分布の再現・予測が可能な数値モデルを開発し、エアロゾル予測情報の提供や、気候変動の評価などを行っている。今回、PM2.5が健康に影響をおよぼしている一方で、大気の冷却に寄与していることを踏まえ、エアロゾルによる気候変化を計算できるソフトウェアを用いて、PM2.5の主要物質・硫酸塩エアロゾルの前駆物質を増減させる実験を行った。硫酸塩エアロゾル濃度の低下(気温上昇の抑制)を同等レベルに設定し、2つのCO2濃度パターン(2000年レベル、その2倍)における気温変化を計算した結果、CO2濃度が高い状態のほうが大気全体の気温上昇が深刻化することが明らかになった。比較的短い期間に効果が現れる大気汚染対策と、中長期で取り組む地球温暖化対策(緩和策)の並行実施が必要であるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 九州大学 NEWS |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 九大、PM2.5・CO2同時削減の必要性を提唱 |
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日付1 |
刊行日: 2020/12/10 |
要約 | 九州大学(応用力学研究所・気候変動科学分野)は、PM2.5とCO2の排出量を同時削減しなければ、地球温暖化が加速度的に進行することを明らかにした。同大学(同研究室)は、PM2.5や黄砂をはじめとする大気中の浮遊粒子状物質(以下「エアロゾル」)の地球規模での分布の再現・予測が可能な数値モデルを開発し、エアロゾル予測情報の提供や、気候変動の評価などを行っている。今回、PM2.5が健康に影響をおよぼしている一方で、大気の冷却に寄与していることを踏まえ、エアロゾルによる気候変化を計算できるソフトウェアを用いて、PM2.5の主要物質・硫酸塩エアロゾルの前駆物質を増減させる実験を行った。硫酸塩エアロゾル濃度の低下(気温上昇の抑制)を同等レベルに設定し、2つのCO2濃度パターン(2000年レベル、その2倍)における気温変化を計算した結果、CO2濃度が高い状態のほうが大気全体の気温上昇が深刻化することが明らかになった。比較的短い期間に効果が現れる大気汚染対策と、中長期で取り組む地球温暖化対策(緩和策)の並行実施が必要であるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】九州大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】九州大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
大気環境 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 前駆物質、地球温暖化、気候変動、九州大学、エアロゾル、浮遊粒子状物質、緩和策、地球温暖化対策、大気汚染対策、硫酸塩エアロゾル |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107692 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2020/12/14 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=30874 |
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