早稲田大学の研究グループは、500℃以下の温度条件下でCO2をCOに変換する新材料を発見した。CO2資源化に向けて数多くの手法が検討されているなか、同研究グループは、固体酸化物の酸化と還元を組み合わせることで、従来よりも低い温度で効率よくCOに変換するというコンセプトで技術検討を重ねている。今回、大型放射光施設による元素の解析、電子顕微鏡による構造の解析、Pythonを用いた材料解析などを組み合わせ、評価した結果、数百におよぶ候補材料のなかから、銅とインジウムの構造化された複合酸化物「Cu-In2O3」が絞り込まれた。今回、同酸化物について、酸化・還元反応を繰り返し、効率よく化学反応を調べることができるケミカルルーピングを利用して、逆水性ガスシフト(CO2 + H2 → CO + H2O)の速度を測定した結果、500℃で酸化物イオンを高速移動(10 mmol/g/h)できることが明らかになった。引き続き、ENEOS(株)との共同研究を進め、より高い性能をより長く発揮しうるものに仕上げていくという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 早稲田大学 Topic |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 早大、マイルドなCO2資源化プロセスの実現につながる新材料を発見 |
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日付1 |
刊行日: 2020/12/24 |
要約 | 早稲田大学の研究グループは、500℃以下の温度条件下でCO2をCOに変換する新材料を発見した。CO2資源化に向けて数多くの手法が検討されているなか、同研究グループは、固体酸化物の酸化と還元を組み合わせることで、従来よりも低い温度で効率よくCOに変換するというコンセプトで技術検討を重ねている。今回、大型放射光施設による元素の解析、電子顕微鏡による構造の解析、Pythonを用いた材料解析などを組み合わせ、評価した結果、数百におよぶ候補材料のなかから、銅とインジウムの構造化された複合酸化物「Cu-In2O3」が絞り込まれた。今回、同酸化物について、酸化・還元反応を繰り返し、効率よく化学反応を調べることができるケミカルルーピングを利用して、逆水性ガスシフト(CO2 + H2 → CO + H2O)の速度を測定した結果、500℃で酸化物イオンを高速移動(10 mmol/g/h)できることが明らかになった。引き続き、ENEOS(株)との共同研究を進め、より高い性能をより長く発揮しうるものに仕上げていくという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】早稲田大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】早稲田大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 酸化物イオン、早稲田大学、固体酸化物、電子顕微鏡、ENEOS、Python、複合酸化物、Cu-In2O3、ケミカルルーピング、逆水性ガスシフト |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 107896 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2021/01/07 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=31031 |
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