海洋研究開発機構(JAMSTEC)を中心とする研究グループは、房総半島から約500 km沖に緩やかな勾配で広がる「深海平原」にプラスチックごみが集積していることを明らかにした。海洋に流入するプラスチックごみは年間1,000万トン程度であるが、海面に浮かんでくるものは数%程度と見積もられている。同研究グループは、表層から姿を消したプラスチックごみの行方を解明するため、銚子沖を過ぎる辺りから東方に向かう「黒潮続流(Kuroshio Extension)」や海底地形の特徴から、同海域の深海平原(以下「KE直下海底」)」をプラスチックごみの集積地とにらみ、2019年9月に有人潜水調査船を用いた調査を実施した。目視観察や映像データをもとに、KE直下海底(深度:6,000 m前後)のプラスチックごみの存在量を試算した結果、深海平原としては桁違い、かつ他の海洋地形(海底谷、海溝、大陸棚斜面など)における報告値よりも高い値(平均4,561個/km2)となった。ポリ袋や食品包装などが8割以上を占めており、ごみの中には昭和59年製でほとんど劣化してないものが含まれていたという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (国研)海洋研究開発機構 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | JAMSTEC、房総半島沖の深海底で大量のプラスチックごみを発見 |
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日付1 |
刊行日: 2021/03/30 |
要約 | 海洋研究開発機構(JAMSTEC)を中心とする研究グループは、房総半島から約500 km沖に緩やかな勾配で広がる「深海平原」にプラスチックごみが集積していることを明らかにした。海洋に流入するプラスチックごみは年間1,000万トン程度であるが、海面に浮かんでくるものは数%程度と見積もられている。同研究グループは、表層から姿を消したプラスチックごみの行方を解明するため、銚子沖を過ぎる辺りから東方に向かう「黒潮続流(Kuroshio Extension)」や海底地形の特徴から、同海域の深海平原(以下「KE直下海底」)」をプラスチックごみの集積地とにらみ、2019年9月に有人潜水調査船を用いた調査を実施した。目視観察や映像データをもとに、KE直下海底(深度:6,000 m前後)のプラスチックごみの存在量を試算した結果、深海平原としては桁違い、かつ他の海洋地形(海底谷、海溝、大陸棚斜面など)における報告値よりも高い値(平均4,561個/km2)となった。ポリ袋や食品包装などが8割以上を占めており、ごみの中には昭和59年製でほとんど劣化してないものが含まれていたという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(国研)海洋研究開発機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(国研)海洋研究開発機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | ごみ・リサイクル |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | ポリ袋、プラスチックごみ、海底地形、食品包装、房総半島、黒潮続流、深海平原、Kuroshio Extension、有人潜水調査船、目視観察 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 108676 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2021/04/02 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=31488 |
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