石川県ふれあい昆虫館(白山市)、福岡県保健環境研究所の研究チームは、日本未記録の水生昆虫を発見し、学術誌に発表した。人為移入の可能性もあるという。同研究チームは、福岡県で採集されたゴマフガムシ属の標本を基に同定を進め、国内で初めてとなるBerosus (Enoplurus) spinosusの確認に至った。上翅の末端にトゲを備えるのが特徴で、トゲトゲバゴマフガムシという和名を付した。同種は、ヨーロッパから朝鮮半島に至る広範囲に分布していることから、九州北部に自然分布していても違和感はなく、区別が難しいグループであるために、これまで見逃されてきた可能性がある。一方で、発見場所は人工のビオトープであり船の往航が盛んな博多湾内であることから、船を介した人為移入の可能性も否定できないとのこと。今後、古い標本を調査することで、在来種であるか否かなど研究が進むことが望まれる。同研究チームは、ゴマフガムシ属(9種)の名前を調べるための検索表も改訂し、今後ゴマフガムシ属が採集された際には、正確な種同定ができる情報を提示している。
情報源 |
【オンライン情報源1】 石川県ふれあい昆虫館 お知らせ |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 石川県ふれあい昆虫館ら、日本初記録のガムシ類を発見・人為移入の可能性も |
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日付1 |
刊行日: 2021/12/20 |
要約 | 石川県ふれあい昆虫館(白山市)、福岡県保健環境研究所の研究チームは、日本未記録の水生昆虫を発見し、学術誌に発表した。人為移入の可能性もあるという。同研究チームは、福岡県で採集されたゴマフガムシ属の標本を基に同定を進め、国内で初めてとなるBerosus (Enoplurus) spinosusの確認に至った。上翅の末端にトゲを備えるのが特徴で、トゲトゲバゴマフガムシという和名を付した。同種は、ヨーロッパから朝鮮半島に至る広範囲に分布していることから、九州北部に自然分布していても違和感はなく、区別が難しいグループであるために、これまで見逃されてきた可能性がある。一方で、発見場所は人工のビオトープであり船の往航が盛んな博多湾内であることから、船を介した人為移入の可能性も否定できないとのこと。今後、古い標本を調査することで、在来種であるか否かなど研究が進むことが望まれる。同研究チームは、ゴマフガムシ属(9種)の名前を調べるための検索表も改訂し、今後ゴマフガムシ属が採集された際には、正確な種同定ができる情報を提示している。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】石川県ふれあい昆虫館 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】石川県ふれあい昆虫館 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | ビオトープ、福岡県、白山市、標本調査、人為移入、石川県ふれあい昆虫館、ゴマフガムシ属、上翅、トゲトゲバゴマフガムシ |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 111168 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2021/12/24 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=33004 |
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