石川県ふれあい昆虫館(白山市)は、「コウベツブゲンゴロウ(学名:Laccophilus kobensis Sharp, 1873)」の未成熟期の生態を解明した。同種は、環境省版レッドリストにおいて準絶滅危惧に指定されている小型のゲンゴロウ類の一種。これまでに同館の研究により、コウベツブゲンゴロウとされてきた種には2種が混同していることが明らかになっていた。同館は、今回、同種の飼育・繁殖に成功し、これまで未知であった同種の生活史、特に未成熟期の生態を初めて解明した。幼虫が孵化してから新成虫が活動を開始するまでの期間を、これまで知られている近縁種4種と比較した結果、同種の成育期間は特に短いことなどが明らかになった。同種は、水田のように水が溜まる期間が短い場所に生息しており、この限られた湛水期間中に幼虫期間を完結する必要があるために、幼虫の成育期間が短い可能性がある。また、水田を生息域に含むコウベツブゲンゴロウが減少した理由の一つとして、除草剤による産卵用植物の減少が関係している可能性も示唆されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 石川県ふれあい昆虫館 新着情報 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 石川県ふれあい昆虫館、希少な小型ゲンゴロウ(未成熟期)の生態を解明 |
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日付1 |
刊行日: 2022/01/05 |
要約 | 石川県ふれあい昆虫館(白山市)は、「コウベツブゲンゴロウ(学名:Laccophilus kobensis Sharp, 1873)」の未成熟期の生態を解明した。同種は、環境省版レッドリストにおいて準絶滅危惧に指定されている小型のゲンゴロウ類の一種。これまでに同館の研究により、コウベツブゲンゴロウとされてきた種には2種が混同していることが明らかになっていた。同館は、今回、同種の飼育・繁殖に成功し、これまで未知であった同種の生活史、特に未成熟期の生態を初めて解明した。幼虫が孵化してから新成虫が活動を開始するまでの期間を、これまで知られている近縁種4種と比較した結果、同種の成育期間は特に短いことなどが明らかになった。同種は、水田のように水が溜まる期間が短い場所に生息しており、この限られた湛水期間中に幼虫期間を完結する必要があるために、幼虫の成育期間が短い可能性がある。また、水田を生息域に含むコウベツブゲンゴロウが減少した理由の一つとして、除草剤による産卵用植物の減少が関係している可能性も示唆されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】石川県ふれあい昆虫館 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】石川県ふれあい昆虫館 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | ゲンゴロウ類、水田、繁殖、レッドリスト、飼育、生活史、幼虫、石川県ふれあい昆虫館、コウベツブゲンゴロウ、未成熟期 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 111426 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2022/02/02 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=33188 |
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