北海道大学大学院修士課程の松島さんと角井講師の研究グループは、2009年に名古屋港水族館で発見された甲殻類が新種であると確認した。この甲殻類は水槽内のライブロック(付着生物のついた死サンゴ塊)や底砂に紛れて侵入したもので、タナイス類の一種。長年にわたり研究室で飼育されていたが、分類が難しく種名が確定していなかった。今回の詳細な観察により、既存の種とは異なる特徴を持つことが分かり、新種として報告された。この新種は「<i>Apseudes ranma</i>(ランマアプセウデス)」と名付けられた。高橋留美子氏の代表作「らんま1/2」に登場する男性ながら女性にもなりうる「早乙女乱馬(らんま)」に因んでいる。本種は雌雄同体であることが特徴で、両側のハサミ型の脚には摩擦音器と考えられる構造が見つかっている。タナイス類の多様性と生態に新たな知見をもたらす発見となった(DOI: https://doi.org/10.5343/bms.2024.0030)。
情報源 |
【オンライン情報源1】 北海道大学 プレスリリース(研究成果) |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | “るーみっくワールド”を種名に!雌雄同体の新種タナイス目甲殻類 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2024/07/30 |
要約 | 北海道大学大学院修士課程の松島さんと角井講師の研究グループは、2009年に名古屋港水族館で発見された甲殻類が新種であると確認した。この甲殻類は水槽内のライブロック(付着生物のついた死サンゴ塊)や底砂に紛れて侵入したもので、タナイス類の一種。長年にわたり研究室で飼育されていたが、分類が難しく種名が確定していなかった。今回の詳細な観察により、既存の種とは異なる特徴を持つことが分かり、新種として報告された。この新種は「<i>Apseudes ranma</i>(ランマアプセウデス)」と名付けられた。高橋留美子氏の代表作「らんま1/2」に登場する男性ながら女性にもなりうる「早乙女乱馬(らんま)」に因んでいる。本種は雌雄同体であることが特徴で、両側のハサミ型の脚には摩擦音器と考えられる構造が見つかっている。タナイス類の多様性と生態に新たな知見をもたらす発見となった(DOI: https://doi.org/10.5343/bms.2024.0030)。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】北海道大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】北海道大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 甲殻類、名古屋港水族館、新種発見、ランマアプセウデス、雌雄同体、摩擦音器、ライブロック、高橋留美子、らんま1/2 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 121035 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2024/08/01 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=36836 |
---|