岡山大学の福田准教授らは、沖縄県西表島と石垣島のマングローブに生息する新種の巻貝をウラウチコダマカワザンショウと命名し、記載した。本種はインド−西太平洋の熱帯〜亜熱帯に見られるコダマカワザンショウ属の現生種のうち、最も北方に分布する種であり、環境省と沖縄県のレッドリストで絶滅危惧 II 類(VU)に指定されている。──ウラウチコダマカワザンショウは、1998年に西表島で初めて発見され、その後、石垣島でも確認された。今回の研究では、形態学的特徴を詳細に記載し、国外の同属の種と比較してその関係を論じた。また、本種の生殖器系や中枢神経系などの内部構造も詳述し、他の種との識別点を明確にした。特に、歯舌の中歯に生じる下歯尖の数が他の種と異なる点が注目される。──本成果は、ウラウチコダマカワザンショウの存在と希少性を広く知らしめ、リゾート開発等による八重山諸島の湿地環境の変質に警鐘を鳴らすものとなっている。
情報源 |
【オンライン情報源1】 岡山大学 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 熱帯マングローブの新種巻貝、26年の時を経て希少性周知 |
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日付1 |
刊行日: 2025/01/08 |
要約 | 岡山大学の福田准教授らは、沖縄県西表島と石垣島のマングローブに生息する新種の巻貝をウラウチコダマカワザンショウと命名し、記載した。本種はインド−西太平洋の熱帯〜亜熱帯に見られるコダマカワザンショウ属の現生種のうち、最も北方に分布する種であり、環境省と沖縄県のレッドリストで絶滅危惧 II 類(VU)に指定されている。──ウラウチコダマカワザンショウは、1998年に西表島で初めて発見され、その後、石垣島でも確認された。今回の研究では、形態学的特徴を詳細に記載し、国外の同属の種と比較してその関係を論じた。また、本種の生殖器系や中枢神経系などの内部構造も詳述し、他の種との識別点を明確にした。特に、歯舌の中歯に生じる下歯尖の数が他の種と異なる点が注目される。──本成果は、ウラウチコダマカワザンショウの存在と希少性を広く知らしめ、リゾート開発等による八重山諸島の湿地環境の変質に警鐘を鳴らすものとなっている。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】岡山大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】岡山大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】沖縄県海洋深層水研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】沖縄県海洋深層水研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | リゾート開発、絶滅危惧種、環境保全、マングローブ、八重山諸島、新種記載、ウラウチコダマカワザンショウ、生殖器系、中枢神経系、歯舌 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 122477 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2025/01/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=37421 |
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