東北大学は、全固体電池のための新しいリチウムイオン伝導体KI-LiBH4を開発したと発表した。全固体電池は、リチウムイオン電池で使用されている有機溶媒に代わり固体電解質を用いて安全性を高めたもの。電池が不揮発性・不燃性の固体材料のみで構成されれば安全性の大幅な改善が見込まれ、電極材料や電池形状の自由度も向上するとされている。今回、研究グループでは、岩塩型構造のLiBH4(水素化ホウ素リチウム)に着目。岩塩型構造のLiBH4は200℃以上、かつ、4万気圧以上の極限状態でのみ存在するため、固体電解質として応用するためには常温常圧でも安定化させることが求められていた。そこで、岩塩型構造が常温常圧で安定であるKI(ヨウ化カリウム)中にLiBH4をドープするという、従来とは逆転の発想により岩塩型構造のLiBH4の合成に成功した。この手法は、リチウムを全く含まない材料中にリチウム含有化合物をドープし、リチウムを寄生させることで純リチウムイオン伝導体を合成可能であることを示唆したという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 東北大学 プレスリリース 【オンライン情報源2】 東北大学 プレスリリース(PDF) |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML,PDF 【版】不明 |
タイトル | 東北大学、全固体電池のための新しいリチウムイオン伝導体を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2014/05/21 |
要約 | 東北大学は、全固体電池のための新しいリチウムイオン伝導体KI-LiBH4を開発したと発表した。全固体電池は、リチウムイオン電池で使用されている有機溶媒に代わり固体電解質を用いて安全性を高めたもの。電池が不揮発性・不燃性の固体材料のみで構成されれば安全性の大幅な改善が見込まれ、電極材料や電池形状の自由度も向上するとされている。今回、研究グループでは、岩塩型構造のLiBH4(水素化ホウ素リチウム)に着目。岩塩型構造のLiBH4は200℃以上、かつ、4万気圧以上の極限状態でのみ存在するため、固体電解質として応用するためには常温常圧でも安定化させることが求められていた。そこで、岩塩型構造が常温常圧で安定であるKI(ヨウ化カリウム)中にLiBH4をドープするという、従来とは逆転の発想により岩塩型構造のLiBH4の合成に成功した。この手法は、リチウムを全く含まない材料中にリチウム含有化合物をドープし、リチウムを寄生させることで純リチウムイオン伝導体を合成可能であることを示唆したという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】東北大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東北大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | リチウムイオン電池、東北大学、リチウムイオン、電解質、全固体電池、伝導体、ヨウ化カリウム、水素化ホウ素リチウム |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 80516 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/05/29 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=13589 |
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