アメリカの生物学者を中心とする国際研究チームが、南極大陸の氷床下800メートルにある湖に、生存能力のある微生物生態系を確認したとの研究結果をネイチャー誌に発表した。この研究は、アメリカ国立科学財団が1000万ドル強を助成したプロジェクトである。現在、南極氷床下には、400以上の湖や多数の河川が存在すると考えらえており、10年以上前から生物の存在が推測されていた。今回の研究では、西南極氷床に穴を開け、何千年も外気から閉ざされたウィランズ湖から水と堆積物の試料採取に成功した。氷床下の汚染防止と不純物のない試料採取のため、フィルターと紫外線殺菌装置を備えた熱水ドリルを開発するなど徹底的な対策を講じた。試料を分析した結果、多様な微生物群が確認され、その構成種の多くが炭素源として二酸化炭素を、エネルギー源のために岩石を利用できるという。南極氷床下の水系がどのように繋がっているかはまだ不明だが、微生物生態系が広域に存在し、南極大陸周辺の南極海の化学的・生物学的組成に影響を与えている可能性があるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | アメリカなど国際研究チーム、南極の氷底湖に微生物生態系を確認 |
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日付1 |
刊行日: 2014/08/20 |
要約 | アメリカの生物学者を中心とする国際研究チームが、南極大陸の氷床下800メートルにある湖に、生存能力のある微生物生態系を確認したとの研究結果をネイチャー誌に発表した。この研究は、アメリカ国立科学財団が1000万ドル強を助成したプロジェクトである。現在、南極氷床下には、400以上の湖や多数の河川が存在すると考えらえており、10年以上前から生物の存在が推測されていた。今回の研究では、西南極氷床に穴を開け、何千年も外気から閉ざされたウィランズ湖から水と堆積物の試料採取に成功した。氷床下の汚染防止と不純物のない試料採取のため、フィルターと紫外線殺菌装置を備えた熱水ドリルを開発するなど徹底的な対策を講じた。試料を分析した結果、多様な微生物群が確認され、その構成種の多くが炭素源として二酸化炭素を、エネルギー源のために岩石を利用できるという。南極氷床下の水系がどのように繋がっているかはまだ不明だが、微生物生態系が広域に存在し、南極大陸周辺の南極海の化学的・生物学的組成に影響を与えている可能性があるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】アメリカ国立科学財団(NSF) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】アメリカ国立科学財団(NSF) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | 生態系、微生物、二酸化炭素、アメリカ国立科学財団、NSF、南極、氷床、氷底湖 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 81576 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2014/08/28 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=14238 |
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