アメリカなど国際研究チーム、南極の氷底湖に微生物生態系を確認

発表日:2014.08.20

アメリカの生物学者を中心とする国際研究チームが、南極大陸の氷床下800メートルにある湖に、生存能力のある微生物生態系を確認したとの研究結果をネイチャー誌に発表した。この研究は、アメリカ国立科学財団が1000万ドル強を助成したプロジェクトである。現在、南極氷床下には、400以上の湖や多数の河川が存在すると考えらえており、10年以上前から生物の存在が推測されていた。今回の研究では、西南極氷床に穴を開け、何千年も外気から閉ざされたウィランズ湖から水と堆積物の試料採取に成功した。氷床下の汚染防止と不純物のない試料採取のため、フィルターと紫外線殺菌装置を備えた熱水ドリルを開発するなど徹底的な対策を講じた。試料を分析した結果、多様な微生物群が確認され、その構成種の多くが炭素源として二酸化炭素を、エネルギー源のために岩石を利用できるという。南極氷床下の水系がどのように繋がっているかはまだ不明だが、微生物生態系が広域に存在し、南極大陸周辺の南極海の化学的・生物学的組成に影響を与えている可能性があるという。

情報源 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース
国・地域 アメリカ
機関 アメリカ国立科学財団(NSF)
分野 自然環境
キーワード 生態系 | 微生物 | 二酸化炭素 | アメリカ国立科学財団 | NSF | 南極 | 氷床 | 氷底湖
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