(独)産業技術総合研究所(産総研)は、逆水性ガスシフト反応(二酸化炭素(CO2)を水素化し化学原料として有用な一酸化炭素に変換する反応)の触媒活性を持つニッケル錯体触媒を開発したと発表した。一酸化炭素は、CO2に比べて反応性が高く、多種多様な化学品の原料として用いられているが、高い毒性を持っている。産総研では、ルテニウム錯体を用いてCO2を一酸化炭素に変換し、その場で次の反応に用いることで、従来一酸化炭素を用いて合成していたプロセスをCO2で代替する技術を開発しているが、触媒コストの高さが普及を阻んでいた。今回、分子内に3つの結合箇所を持つピンサー型配位子を用いて、非貴金属であるニッケルでも反応を進行させることに成功した。今回開発した触媒により、プロセスを低コスト化できるため、機能性アルコールなどの各種機能性化学品の合成プロセスへの応用と普及が期待される。また、この反応を応用し、CO2を一酸化炭素と同等に利用することは、循環型資源の高度な利用法の一つとして期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (独)産業技術総合研究所 研究成果 |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 産総研、CO2を資源化する安価な触媒を開発 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2014/08/28 |
要約 | (独)産業技術総合研究所(産総研)は、逆水性ガスシフト反応(二酸化炭素(CO2)を水素化し化学原料として有用な一酸化炭素に変換する反応)の触媒活性を持つニッケル錯体触媒を開発したと発表した。一酸化炭素は、CO2に比べて反応性が高く、多種多様な化学品の原料として用いられているが、高い毒性を持っている。産総研では、ルテニウム錯体を用いてCO2を一酸化炭素に変換し、その場で次の反応に用いることで、従来一酸化炭素を用いて合成していたプロセスをCO2で代替する技術を開発しているが、触媒コストの高さが普及を阻んでいた。今回、分子内に3つの結合箇所を持つピンサー型配位子を用いて、非貴金属であるニッケルでも反応を進行させることに成功した。今回開発した触媒により、プロセスを低コスト化できるため、機能性アルコールなどの各種機能性化学品の合成プロセスへの応用と普及が期待される。また、この反応を応用し、CO2を一酸化炭素と同等に利用することは、循環型資源の高度な利用法の一つとして期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(独)産業技術総合研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(独)産業技術総合研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 二酸化炭素、触媒、産業技術総合研究所、ニッケル、化学品、ルテニウム、一酸化炭素、循環型 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 81600 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/08/29 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=14262 |
---|