(独)日本原子力研究開発機構と(株)アサカ理研は、同機構が開発を進めているエマルションフロー法を用いて、光学ガラス廃材や低品位レアアース原料から酸処理などによって溶出させたレアアースを、低コストで高効率に、純度99.999%まで分離・精製することに成功したと発表した。エマルションフロー法は、放射性廃液の浄化などに用いるために開発した溶媒抽出と呼ばれる方法の一種。撹拌などを行わず、ポンプ送液のみで水と油を乳濁状態(エマルション)にまで混合し、抽出容器内の流れの変化を利用して重力分離を待たずに水と油を迅速分離する。この方法では、廃材内レアアース処理コストを従来法の5分の1以下にできる上に、10倍以上の処理速度を実現でき、装置サイズを10分の1以下にコンパクト化させた。さらに、排水に油分を混入させないことから環境にやさしい方法である。アサカ理研では、新たな研究開発拠点を福島県いわき市に建設し、レアアースを高純度回収するエマルションフロー法の実証プラント試験を進めるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (独)日本原子力研究開発機構 プレスリリース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 原子力機構など、廃材内レアアースを低コスト・高効率に高純度で回収することに成功 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2014/10/30 |
要約 | (独)日本原子力研究開発機構と(株)アサカ理研は、同機構が開発を進めているエマルションフロー法を用いて、光学ガラス廃材や低品位レアアース原料から酸処理などによって溶出させたレアアースを、低コストで高効率に、純度99.999%まで分離・精製することに成功したと発表した。エマルションフロー法は、放射性廃液の浄化などに用いるために開発した溶媒抽出と呼ばれる方法の一種。撹拌などを行わず、ポンプ送液のみで水と油を乳濁状態(エマルション)にまで混合し、抽出容器内の流れの変化を利用して重力分離を待たずに水と油を迅速分離する。この方法では、廃材内レアアース処理コストを従来法の5分の1以下にできる上に、10倍以上の処理速度を実現でき、装置サイズを10分の1以下にコンパクト化させた。さらに、排水に油分を混入させないことから環境にやさしい方法である。アサカ理研では、新たな研究開発拠点を福島県いわき市に建設し、レアアースを高純度回収するエマルションフロー法の実証プラント試験を進めるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(独)日本原子力研究開発機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(独)日本原子力研究開発機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】アサカ理研 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】アサカ理研 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
ごみ・リサイクル 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | レアアース、回収、日本原子力研究開発機構、アサカ理研、エマルションフロー法 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 82486 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/11/07 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=14803 |
---|