(独)日本原子力研究開発機構は、下水汚泥焼却灰中における放射性セシウムを90%以上回収することに成功したと発表した。福島第一原発事故の影響で、下水汚泥を処理した焼却灰中には放射性セシウムを含むものがあり、適切な方法で処理することが必要である。今回、研究グループでは、様々な酸溶液により溶出された放射性セシウムの濃度と、鉄などの元素濃度の分析をした結果、放射性セシウムは主に鉄酸化物に保持されて溶け出すことと、一部の鉄酸化物はケイ酸塩鉱物により覆われているため溶解しないことを解明した。そこで、灰を数百ナノメートルの細かさに粉砕し、塩酸溶液で溶解することで、粉砕前は70%しか回収できなかった放射性セシウムを90%以上回収することに成功した。また、溶解残渣物を純水や海水に浸しても、放射性セシウムは溶出しないことも確認した。これらの結果は、福島第一原発事故によって大気中に放出された放射性セシウムなどを含む、指定廃棄物の適切な処理と、その容積を減少させることに大きく貢献するものと期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (独)日本原子力研究開発機構 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 原子力機構、下水汚泥焼却灰中における放射性セシウムを90%以上回収することに成功 |
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日付1 |
刊行日: 2014/11/14 |
要約 | (独)日本原子力研究開発機構は、下水汚泥焼却灰中における放射性セシウムを90%以上回収することに成功したと発表した。福島第一原発事故の影響で、下水汚泥を処理した焼却灰中には放射性セシウムを含むものがあり、適切な方法で処理することが必要である。今回、研究グループでは、様々な酸溶液により溶出された放射性セシウムの濃度と、鉄などの元素濃度の分析をした結果、放射性セシウムは主に鉄酸化物に保持されて溶け出すことと、一部の鉄酸化物はケイ酸塩鉱物により覆われているため溶解しないことを解明した。そこで、灰を数百ナノメートルの細かさに粉砕し、塩酸溶液で溶解することで、粉砕前は70%しか回収できなかった放射性セシウムを90%以上回収することに成功した。また、溶解残渣物を純水や海水に浸しても、放射性セシウムは溶出しないことも確認した。これらの結果は、福島第一原発事故によって大気中に放出された放射性セシウムなどを含む、指定廃棄物の適切な処理と、その容積を減少させることに大きく貢献するものと期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(独)日本原子力研究開発機構 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(独)日本原子力研究開発機構 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
ごみ・リサイクル 健康・化学物質 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 焼却灰、下水汚泥、廃棄物、減容化、日本原子力研究開発機構、放射性セシウム |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 82623 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2014/11/18 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=14875 |
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