(独)理化学研究所は、植物ミトコンドリアへ選択的に遺伝子導入する手法を開発したと発表した。化石燃料に依存した物質生産からの脱却と二酸化炭素の資源化を同時に実現するため、光合成を行う植物を活用して、プラスチックなどの化成品や炭化水素などの化成品原料を生産するという試みが注目されている。そのためには、物質やエネルギーの生産を行う葉緑体やミトコンドリアの機能を高める必要があり、それを可能とする遺伝子を、効率的かつ選択的に導入する手法の開発が求められている。今回、DNAと相互作用する配列やミトコンドリアへの輸送を可能にするミトコンドリア移行配列を組み合わせたペプチドを用いることで、遺伝子を植物ミトコンドリアに導入しようと試みた。その結果、ミトコンドリア移行配列に加えて、細胞膜を透過する性質を持つ細胞膜透過配列を添加して用いることで、目的の遺伝子を植物ミトコンドリアへ選択的に導入できることを示した。この成果は、植物ミトコンドリアを利用した植物バイオテクノロジーの進展につながるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (独)理化学研究所 プレスリリース 【オンライン情報源2】 (独)理化学研究所 60秒でわかるプレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 理研、植物ミトコンドリアへ選択的に遺伝子導入する手法を開発 |
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日付1 |
刊行日: 2015/01/15 |
要約 | (独)理化学研究所は、植物ミトコンドリアへ選択的に遺伝子導入する手法を開発したと発表した。化石燃料に依存した物質生産からの脱却と二酸化炭素の資源化を同時に実現するため、光合成を行う植物を活用して、プラスチックなどの化成品や炭化水素などの化成品原料を生産するという試みが注目されている。そのためには、物質やエネルギーの生産を行う葉緑体やミトコンドリアの機能を高める必要があり、それを可能とする遺伝子を、効率的かつ選択的に導入する手法の開発が求められている。今回、DNAと相互作用する配列やミトコンドリアへの輸送を可能にするミトコンドリア移行配列を組み合わせたペプチドを用いることで、遺伝子を植物ミトコンドリアに導入しようと試みた。その結果、ミトコンドリア移行配列に加えて、細胞膜を透過する性質を持つ細胞膜透過配列を添加して用いることで、目的の遺伝子を植物ミトコンドリアへ選択的に導入できることを示した。この成果は、植物ミトコンドリアを利用した植物バイオテクノロジーの進展につながるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(独)理化学研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(独)理化学研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | CO2、理化学研究所、植物、遺伝子、バイオプラスチック、葉緑体、ペプチド、ミトコンドリア |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 83255 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2015/01/16 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=15279 |
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