(独)理化学研究所は、セシウムと結合し植物への取り込みを抑制する化合物を発見したと発表した。福島第一原子力発電所事故により拡散された放射性物質のうち、放射性セシウム「セシウム137」は、半減期(自然崩壊して半分に減るまでの時間)が30年と長いこと、土に含まれる粘土や有機物と強く結び付くことから、土壌汚染で問題視されている。これまでの研究で高濃度のセシウムが植物の生長を阻害することや、化学的性質が似ているカリウムの取り込み経路がセシウムの取り込みにも関わることが分かっている。今回、共同研究グループでは、セシウムに対する耐性を高める化合物として5種を選択。それぞれの化合物で処理した植物に含まれるセシウム濃度を分析した結果、「CsTolen A」に植物体内のセシウム蓄積量を著しく低下させる効果があることが分かった。土壌での実験でも、「CsTolen A」が植物のセシウム取り込みを抑制することを確認した。今後、放射性セシウムの農作物への移行を低減する技術開発に活用されることが期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 (独)理化学研究所 プレスリリース 【オンライン情報源2】 (独)理化学研究所 60秒でわかるプレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 理研、セシウムと結合し植物への取り込みを抑制する化合物を発見 |
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日付1 |
刊行日: 2015/03/05 |
要約 | (独)理化学研究所は、セシウムと結合し植物への取り込みを抑制する化合物を発見したと発表した。福島第一原子力発電所事故により拡散された放射性物質のうち、放射性セシウム「セシウム137」は、半減期(自然崩壊して半分に減るまでの時間)が30年と長いこと、土に含まれる粘土や有機物と強く結び付くことから、土壌汚染で問題視されている。これまでの研究で高濃度のセシウムが植物の生長を阻害することや、化学的性質が似ているカリウムの取り込み経路がセシウムの取り込みにも関わることが分かっている。今回、共同研究グループでは、セシウムに対する耐性を高める化合物として5種を選択。それぞれの化合物で処理した植物に含まれるセシウム濃度を分析した結果、「CsTolen A」に植物体内のセシウム蓄積量を著しく低下させる効果があることが分かった。土壌での実験でも、「CsTolen A」が植物のセシウム取り込みを抑制することを確認した。今後、放射性セシウムの農作物への移行を低減する技術開発に活用されることが期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】(独)理化学研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】(独)理化学研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
健康・化学物質 水・土壌環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 土壌汚染、理化学研究所、植物、化合物、農作物、放射性セシウム、耐性 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 83817 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2015/03/06 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=15598 |
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