海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、熱水活動に依存する生物群集(熱水噴出孔生物群集)が生息域の変動によって受ける影響および深海熱水生態系が形成される変遷過程の初期段階を世界で初めて明らかにしたと発表した。熱水噴出孔生物群集の盛衰は熱水噴出域の変動により決まるが、その過程を記録した事例は、これまで海底火山の変動に伴う群集回復の観察結果だけに限られていた。今回の調査研究は、2010年9月に地球深部探査船「ちきゅう」で科学掘削した沖縄トラフの水深1,060mの熱水活動域において、掘削前から掘削40ヶ月後にかけて深海底の生態系モニタリングを実施したもの。人工熱水噴出孔の周辺域において、熱水が湧出するにつれて海底環境が変化し、その後に移入してきた新たな生物種が定着して群集を形成する変遷の過程を定量的に観測・評価した。今後、海底資源開発と環境保全のバランスをとるために必要となる、生態系の安定性と復元力についての知識、及び環境変化に対する生物群集の挙動をモニタリングする手法の確立につながると期待されるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 海洋研究開発機構(JAMSTEC) プレスリリース |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | JAMSTEC、深海熱水生態系が形成される初期過程を世界で初めて評価 |
---|---|
日付1 |
刊行日: 2015/04/23 |
要約 | 海洋研究開発機構(JAMSTEC)は、熱水活動に依存する生物群集(熱水噴出孔生物群集)が生息域の変動によって受ける影響および深海熱水生態系が形成される変遷過程の初期段階を世界で初めて明らかにしたと発表した。熱水噴出孔生物群集の盛衰は熱水噴出域の変動により決まるが、その過程を記録した事例は、これまで海底火山の変動に伴う群集回復の観察結果だけに限られていた。今回の調査研究は、2010年9月に地球深部探査船「ちきゅう」で科学掘削した沖縄トラフの水深1,060mの熱水活動域において、掘削前から掘削40ヶ月後にかけて深海底の生態系モニタリングを実施したもの。人工熱水噴出孔の周辺域において、熱水が湧出するにつれて海底環境が変化し、その後に移入してきた新たな生物種が定着して群集を形成する変遷の過程を定量的に観測・評価した。今後、海底資源開発と環境保全のバランスをとるために必要となる、生態系の安定性と復元力についての知識、及び環境変化に対する生物群集の挙動をモニタリングする手法の確立につながると期待されるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】海洋研究開発機構(JAMSTEC) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】海洋研究開発機構(JAMSTEC) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 海洋研究開発機構、ちきゅう、地球深部探査船、深海、熱水噴出孔、JAMSTEC、沖縄トラフ、熱水 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 84349 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2015/04/23 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=16027 |
---|