産業技術総合研究所は、リチウム-空気電池の空気極の過電圧を大幅に低減したと発表した。リチウム-空気電池は、空気中の酸素を電気化学反応に利用するため、理論的には現状のリチウムイオン電池よりはるかに高い重量エネルギー密度を持つことが期待されている。一方で、同電池を実用化するには様々な問題点があり、特に、リチウムと酸素の電気化学反応が理想的には進行しないため、放電時に得られる電圧と充電に必要な電圧の差が約1.0Vと大きくなり、エネルギー効率が悪くなるという点がある。今回、空気極の充電・放電の反応機構の解明と過電圧の削減を目的とする基礎研究において、空気極に炭素・ルテニウム・二酸化マンガンを用い、有機電解液に約100ppmの水を加えると、充電過電圧が約0.21Vまで大幅に縮小し、放電時に得られる電圧と充電に必要な電圧の差がわずか0.32Vであることを確かめた。今後は、空気極について、構成の最適化・作動環境の検討などを行い、優れた性能を示すリチウム-空気電池の開発を目指すという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 産業技術総合研究所 研究成果 |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 産総研、リチウム-空気電池の過電圧を低減 |
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日付1 |
刊行日: 2015/07/24 |
要約 | 産業技術総合研究所は、リチウム-空気電池の空気極の過電圧を大幅に低減したと発表した。リチウム-空気電池は、空気中の酸素を電気化学反応に利用するため、理論的には現状のリチウムイオン電池よりはるかに高い重量エネルギー密度を持つことが期待されている。一方で、同電池を実用化するには様々な問題点があり、特に、リチウムと酸素の電気化学反応が理想的には進行しないため、放電時に得られる電圧と充電に必要な電圧の差が約1.0Vと大きくなり、エネルギー効率が悪くなるという点がある。今回、空気極の充電・放電の反応機構の解明と過電圧の削減を目的とする基礎研究において、空気極に炭素・ルテニウム・二酸化マンガンを用い、有機電解液に約100ppmの水を加えると、充電過電圧が約0.21Vまで大幅に縮小し、放電時に得られる電圧と充電に必要な電圧の差がわずか0.32Vであることを確かめた。今後は、空気極について、構成の最適化・作動環境の検討などを行い、優れた性能を示すリチウム-空気電池の開発を目指すという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】産業技術総合研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】産業技術総合研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | 触媒、産業技術総合研究所、エネルギー効率、充電、放電、空気極、リチウム-空気電池、過電圧 |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 85936 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2015/07/28 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=16759 |
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