アメリカ国立科学財団(NSF)の助成を受けたアメリカの科学者らは、ニューイングランド地方におけるタラの漁獲量の激減には海水温度の上昇が影響しているとする研究成果を報告した。現在、ニューイングランド地方メイン湾のタラの資源量は持続可能なレベルの3~4%まで激減しており、大幅な漁獲量制限を設けても減少を食い止めることができていないという。こうした中、科学者らはこの激減と海水温度の関係を分析した。それによると、地球全体の温暖化が続いていることに加え、湾流の位置の変化や大西洋および太平洋の気候の周期変動の影響から、2004年~2013年にかけてメイン湾の海水温度は世界の他の99%の海洋よりも速いペースで上昇したという。この海水温度の急上昇が、新しく生まれる稚魚数の減少と幼魚の生存率の低下につながった。ここから、科学者らは漁獲量制限を決めるために漁業管理者が使用するモデルに、海水温度の上昇がタラ資源量に及ぼす影響を組み込む必要があるとしている。
情報源 |
【オンライン情報源1】 アメリカ国立科学財団(NSF) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | アメリカの科学者ら、ニューイングランド地方のタラ漁獲量の激減には海水温度の上昇が関係していると報告 |
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日付1 |
刊行日: 2015/10/29 |
要約 | アメリカ国立科学財団(NSF)の助成を受けたアメリカの科学者らは、ニューイングランド地方におけるタラの漁獲量の激減には海水温度の上昇が影響しているとする研究成果を報告した。現在、ニューイングランド地方メイン湾のタラの資源量は持続可能なレベルの3~4%まで激減しており、大幅な漁獲量制限を設けても減少を食い止めることができていないという。こうした中、科学者らはこの激減と海水温度の関係を分析した。それによると、地球全体の温暖化が続いていることに加え、湾流の位置の変化や大西洋および太平洋の気候の周期変動の影響から、2004年~2013年にかけてメイン湾の海水温度は世界の他の99%の海洋よりも速いペースで上昇したという。この海水温度の急上昇が、新しく生まれる稚魚数の減少と幼魚の生存率の低下につながった。ここから、科学者らは漁獲量制限を決めるために漁業管理者が使用するモデルに、海水温度の上昇がタラ資源量に及ぼす影響を組み込む必要があるとしている。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】アメリカ国立科学財団(NSF) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】アメリカ国立科学財団(NSF) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
自然環境 地球環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | 北米:アメリカ |
キーワード | NSF、気候、海水温、温暖化、漁獲、資源量、ニューイングランド地方、タラ |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 87265 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2015/11/09 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=17473 |
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