環境水中に高頻度で検出されたビスフェノールA(BPA)とアルキルフェノール(AP)の塩素置換体や前駆物質を合成・精製し,酵母ツーハイブリッド・アッセイ法によるエストロゲン活性測定法でそれらのエストロゲン活性を測定した。その結果,BPAは塩素置換体になることでエストロゲン活性が強まるが,AP類は活性が弱まることが認められた。またAP類は,水酸基がエトキシレートやカルボン酸に変わることで活性が弱まることが認められた。BPA汚染が認められた排水を,固相吸着・ジクロロメタン溶出により前処理し,酵母ツーハイブリッド・アッセイ法によるエストロゲン活性測定法で測定した。その結果,明確なエストロゲン活性は示されなかった。その理由として,BPAの活性が弱いことと,排水に含まれるアンタゴニスト様活性を示す物質の影響によることが示唆された。
情報源 |
【オンライン情報源1】 環境展望台 全国環境研会誌 - JELA_2704021_2002.pdf 【オンライン情報源2】 環境展望台 全国環境研会誌 27巻4号 【オフライン情報源】 【媒体名称】 【備考】全国環境研会誌 27巻4号, 21-27, (2002) |
---|---|
配布形式1 |
【交換形式名称】PDF 【版】不明 |
ファイル識別子 | 88835 |
---|---|
言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 全国環境研会誌 |
日付 | |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2 |