森林総合研究所は、東京農工大学とともに、木材の主要成分の一つであるリグニンを原料とした新しい高性能なセシウム沈殿剤の利活用可能性について発表した。福島第一原子力発電所において発生した汚染水の浄化や発電所外の除染等のため、セシウムの除去技術の高度化が求められている。森林総研では、リグニンの利用法開発の一環として、微生物発酵による2-ピロン-4,6-ジカルボン酸(PDC)の生産システムを開発してきた。今回、PDCがアルカリ金属の一つであるナトリウムと錯体を形成し沈殿を生じる性質があることを発見した。また、放射能汚染水に含まれる主要放射性核種であるアルカリ金属の一つであるセシウムとの反応性が高く、ナトリウムが10倍の濃度で存在する環境下でも、優先的にセシウムと錯体を形成し沈殿を生じることがわかった。今後は、ストロンチウムとPDCの反応性を詳細に調べるという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 森林総合研究所 プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 森林総研など、木材成分を原料とした新しい高性能セシウム沈殿剤を発見 |
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日付1 |
刊行日: 2016/04/27 |
要約 | 森林総合研究所は、東京農工大学とともに、木材の主要成分の一つであるリグニンを原料とした新しい高性能なセシウム沈殿剤の利活用可能性について発表した。福島第一原子力発電所において発生した汚染水の浄化や発電所外の除染等のため、セシウムの除去技術の高度化が求められている。森林総研では、リグニンの利用法開発の一環として、微生物発酵による2-ピロン-4,6-ジカルボン酸(PDC)の生産システムを開発してきた。今回、PDCがアルカリ金属の一つであるナトリウムと錯体を形成し沈殿を生じる性質があることを発見した。また、放射能汚染水に含まれる主要放射性核種であるアルカリ金属の一つであるセシウムとの反応性が高く、ナトリウムが10倍の濃度で存在する環境下でも、優先的にセシウムと錯体を形成し沈殿を生じることがわかった。今後は、ストロンチウムとPDCの反応性を詳細に調べるという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】森林総合研究所 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】森林総合研究所 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
問合せ先(識別情報)2 |
【組織名】東京農工大学 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】東京農工大学 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 | 健康・化学物質 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:国内ニュース |
場所 | アジア:日本 |
キーワード | リグニン、東京農工大学、放射性物質、放射性セシウム、除染、沈殿剤、ナトリウム、PDC |
言語1 | 日本語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 89880 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 国内ニュース |
日付 | 2016/05/13 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
国内ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/jnews/detail.php?i=18873 |
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