世界気象機関(WMO)の「全球大気監視」(GAW)プログラムは、窒素循環に関する国際ワークショップを開催した。窒素は、肥料として食料生産に重要な役割を果たす一方で、大気、水、土壌、気候、生態系に悪影響を及ぼす可能性があり、使用の効率化が課題である。ワークショップでは、大気中のアンモニアや、温室効果ガスとしての作用も強い亜酸化窒素等の観測やモデル化の強化を通じた国際窒素管理システムの支援など、窒素の効率的使用のためにGAWに何ができるかが主題となった。ワークショップは結論として、アンモニア排出量の規制や観測体制には国ごとに差があるため、気体アンモニアの研究観測活動を優先すべきであるとしたほか、有機窒素化合物の気体、エアロゾルおよび沈殿物を、研究観測活動の重要分野に指定するよう勧告した。WMO/GAWが今後農業界との関係を強化する必要も指摘した。窒素サイクルは気候変動の影響を受けやすく、肥料管理にも重要なことから、「気候サービスのための世界的枠組み」関連の実証実験が行われる分野での共同プロジェクトなどが有益だという。
情報源 |
【オンライン情報源1】 世界気象機関(WMO) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | 世界気象機関、窒素循環に関する国際ワークショップを開催 |
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日付1 |
刊行日: 2016/05/04 |
要約 | 世界気象機関(WMO)の「全球大気監視」(GAW)プログラムは、窒素循環に関する国際ワークショップを開催した。窒素は、肥料として食料生産に重要な役割を果たす一方で、大気、水、土壌、気候、生態系に悪影響を及ぼす可能性があり、使用の効率化が課題である。ワークショップでは、大気中のアンモニアや、温室効果ガスとしての作用も強い亜酸化窒素等の観測やモデル化の強化を通じた国際窒素管理システムの支援など、窒素の効率的使用のためにGAWに何ができるかが主題となった。ワークショップは結論として、アンモニア排出量の規制や観測体制には国ごとに差があるため、気体アンモニアの研究観測活動を優先すべきであるとしたほか、有機窒素化合物の気体、エアロゾルおよび沈殿物を、研究観測活動の重要分野に指定するよう勧告した。WMO/GAWが今後農業界との関係を強化する必要も指摘した。窒素サイクルは気候変動の影響を受けやすく、肥料管理にも重要なことから、「気候サービスのための世界的枠組み」関連の実証実験が行われる分野での共同プロジェクトなどが有益だという。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】世界気象機関(WMO) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】世界気象機関(WMO) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 大気環境 水・土壌環境 環境総合 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | |
キーワード | 全球大気監視、WMO、GAW、温室効果ガス、エアロゾル、ワークショップ、農業、窒素循環、アンモニア |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 89895 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2016/05/16 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=18888 |
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