イギリス気象庁(MetOffice)などの生態学者らの研究チームは、気候変動がすでに国内の野生生物の年間生活暦に影響を及ぼしており、これが将来も続く見込みとの研究結果を公表した。水生、陸生の812の動植物種について、長期の記録を含む1960~2012年の37万件以上の季節的事象の観察結果を分析したところ、植物の開花や鳥の繁殖行動のタイミングなどの季節的事象は、降水量の変化よりも気温変化の影響を受けやすいことが判明したという。また、動植物の種によって気候変動への感度の差が大きいこと、食物連鎖の段階によっても気候への反応が異なることが確認され、将来的に、季節による捕食者と被食者との関係が崩れ、生物多様性にも影響が見込まれる。研究者らは、予想される気候変動の影響に配慮して、生態系を「安全に機能する範囲」内で管理することが重要だとしている。また、この分析にあたって国内に長期にわたる自然事象の観察記録の蓄積があったことや、多数のボランティアがデータを提供してくれたことに謝意を表した。
情報源 |
【オンライン情報源1】 イギリス気象庁(MetOffice) プレスリリース |
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配布形式1 |
【交換形式名称】HTML 【版】不明 |
タイトル | イギリス気象庁など、気候変動がイギリスの野生生物の季節的事象に及ぼす影響を分析 |
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日付1 |
刊行日: 2016/06/29 |
要約 | イギリス気象庁(MetOffice)などの生態学者らの研究チームは、気候変動がすでに国内の野生生物の年間生活暦に影響を及ぼしており、これが将来も続く見込みとの研究結果を公表した。水生、陸生の812の動植物種について、長期の記録を含む1960~2012年の37万件以上の季節的事象の観察結果を分析したところ、植物の開花や鳥の繁殖行動のタイミングなどの季節的事象は、降水量の変化よりも気温変化の影響を受けやすいことが判明したという。また、動植物の種によって気候変動への感度の差が大きいこと、食物連鎖の段階によっても気候への反応が異なることが確認され、将来的に、季節による捕食者と被食者との関係が崩れ、生物多様性にも影響が見込まれる。研究者らは、予想される気候変動の影響に配慮して、生態系を「安全に機能する範囲」内で管理することが重要だとしている。また、この分析にあたって国内に長期にわたる自然事象の観察記録の蓄積があったことや、多数のボランティアがデータを提供してくれたことに謝意を表した。 |
目的 | ニュースリリース等の配信 |
状態 | 完成 |
問合せ先(識別情報)1 |
【組織名】イギリス気象庁(MetOffice) 【役職名】 【個人名】 【電話番号】 【FAX番号】 【住所】 【E-mail】 【オンライン情報源】イギリス気象庁(MetOffice) 【案内時間】 【問合せのための手引き】 【役割】情報資源提供者 |
分野 |
地球環境 自然環境 |
種別 | ニュース・イベント:ニュース:海外ニュース |
場所 | ヨーロッパ(NIS諸国を含む):イギリス |
キーワード | MetOffice、生態系、気候変動、野生生物、気温、降水量、イギリス気象庁、動植物、影響評価 |
言語1 | 英語 |
文字集合1 | utf8 |
主題分類 | 環境 |
ファイル識別子 | 90850 |
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言語 | 日本語 |
文字集合 | |
親識別子 | |
階層レベル | 非地理データ集合 |
階層レベル名 | 海外ニュース |
日付 | 2016/07/07 |
メタデータ標準の名称 | JMP |
メタデータ標準の版 | 2.0 |
海外ニュース | https://tenbou.nies.go.jp/news/fnews/detail.php?i=19353 |
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